【最新記事・産経】
http://www.sankei.co.jp/news/060829/kok059.htm 「問題点と失敗あった」 レバノン攻撃でイスラエル首相
【カイロ支局】イスラエルのオルメルト首相は28日、レバノンへの軍事攻撃
について、政府の対応を検証する委員会を設置することを明らかにしたうえで、
「(攻撃について)問題点と失敗があった」と、約1カ月にわたった戦闘で成果
が得られなかったことについて失敗を認めた。
同首相はイスラエル北部ハイファで演説、160人というイスラエル兵の死者を
出しながら、イスラム教シーア派勢力ヒズボラに拉致された2人のイスラエル兵士の
奪還という当初の目的をいまだに果たせていないことについて、「期待した通りの目的を
いつも達成できたわけではない。攻撃には問題点も失敗もあった。
予備兵や市民の中からあがっている批判の声を真摯に受け止めたい」と述べた。
一方で、首相は「徹底検証は政府機能を麻痺させることになりかねない」として、
委員会は政府から独立したものではなく、委員は首相が指名するとした。そのうえで
イスラエルはイランからの脅威に備えなければならないと攻撃を正当化した。
(08/29 11:02)