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無党派さん:
また、もし、戦犯合祀が国際問題になるのであれば、出獄された方々の処遇も国際問題
になるはずです。しかし、例えば中曽根さんと同じ改進党に属し、総裁までやった重光葵
さんは、A級戦犯として禁固7年の判決を受けたけれども、その後外務大臣までされ、日ソ
交渉の立役者でもあった。あるいは、賀屋興宣さんは終身禁固刑に処せられた。しかし、釈
放後、衆議院議員になり、法務大臣までされた。仮にA級戦犯合祀が講和条約違反との見方
が正しいとすれば、このお2人の復権は当然講和条約違反ということになるのではない
か。しかし、そうした批判は連合国からはまったくなかった。 こう考えますと、サンフラ
ンシスコ講和条約によってA級戦犯合祀が拘束されるといったようなことは、法理論から
見ても全然話にならない。