小泉総理は運が強すぎる▲328▲

このエントリーをはてなブックマークに追加
83無党派さん
 その後、A級戦犯だった重光葵は釈放され、国連加盟の時には外務大臣になってい
た。同じくA級戦犯だった賀屋興宣も釈放され、池田内閣の時の法務大臣になった。
 さらに昭和31年までに、東南アジア諸国に投獄されていたBC級戦犯も全員釈放
された。
 繰り返すが日本国は東京「裁判」を受諾したのではない。戦勝国によって戦犯とさ
れた人々の刑の執行という「諸判決」を受け入れただけである。
 恐るべきことに政府も国民もすべて、この60年間の歴史を喪失してしまったらしい。

なんと小泉首相までが、森岡発言に対し、6月22日、記者団に「一議員の立場、
政務官の立場、よくわきまえていただきたい」と不快感を表明したのだから呆れる。
 それならばなぜ靖国参拝に執着しているのか?「東京裁判を政府が受諾したという
立場であり、A級戦犯が犯罪人」という認識ならば、靖国参拝に執着する大義がない
ではないか。

 小泉首相が靖国参拝を行なう動機となった知覧の特攻記念館には、わしも行ったこ
とがあるが、どこかの幼稚な学生が「こんな痛ましい犠牲者を出すような戦争は二度
と起こしてはならないと思いました」などと感想を書いているのを見た。
 結局、小泉首相の歴史認識は、そこいらの反戦平和少年・少女とまったく同質の、
あの戦時の国民を、軍人を含め犠牲者としか捉えない薄甘いサヨク史観にすぎないの
である。
 そもそも靖国神社に参拝する資格がないのだ。