ゼンショーの小川社長が視察に行った時の話。
日米の、食の安全に対する考え方の違いがよく分かる。
>サッカー場2面分ほどの広大な処理場。逆さづりにされ、背骨から左右に真っ二つに
>割られて枝肉となった牛の体が、互いにぶつかり合いながら猛スピードで動き回る。
>牛海綿状脳症(BSE)の感染危険部位とされる脊髄を、従業員が掃除機のノズルのよう
>なもので吸い取っていく。だが、1日に5千頭を処理し1万頭の枝肉が流れる現場で、
>一つの枝肉の脊髄除去にかける時間は2秒ほど。肉にはゼリーのような脊髄の液が残っ
>たままだった。飛び散る牛の体液を避けながら、小川さんは除去作業に追われる従業員に
>話しかけると、従業員は「テレビカメラが来れば3人に増えるけれど、ふだんは1人で
>やるのさ」と苦笑いした。脊髄や危険部位の脳は、他の家畜の飼料に再利用されている
>とも聞いた。「BSEのリスクがないとは言わないが、日本人がフグにあたる確率よりは低
>いだろう」。その食肉加工会社の経営者は、笑いながらそう言った。
(平成18年6月12日 朝日新聞社会面より)
下の資料にしても、毎週のようにへたり牛が発生しているようだし、
将来アスベストやパロマみたいな事になったらどうするつもりなのか…
本当は査察した政府の人だって危ないと分かっているのでは…
[黒塗り査察報告書 全文]
http://www.geocities.jp/s_kimekime/bse.html