28 :
無党派さん:
二酸化炭素を吐き出して あの娘が呼吸をしているよ
曇天模様の空の下 蕾のままで揺れながら
野良犬は僕の骨咥え 野生の力を試してる
路地裏に月が落っこちて 犬の目玉は四角だよ
今日 郵政法案が 国会を通ったよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
アラビアの笛の音響く 町の外れの夢の跡
翼を亡くしたペガサスが 夜空に梯子を掛けている
武器を担いだ兵隊さん 南に行こうとしてるけど
サーベルの音はチャラチャラと 町の空気を汚してる
今日 郵政法案が 国会を通ったよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
あの娘は花火を打ち上げて この日が来たのを祝ってる
秋の花火は強すぎて 僕等の体は砕け散る
ブーゲンビリアの木の下で 僕はあの娘を探すけど
月の光に邪魔されて あの娘の欠片が見つからない
今日 郵政法案が 国会を通ったよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
サルにはなりたくない サルにはなりたくない
壊れた磁石を砂浜で 拾っているだけさ
今日 郵政法案が 国会を通ったよ
ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ
サルになるよ サルになるよ