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無党派さん:
道路公団の民営化、社会保険庁長官への民間人起用など、小泉首相がやったとする「改革」についても、
まやかしの納付率上昇のカラクリなどを分かりやすく菅代表代行は解説。うなずく聴衆に対して、「小泉さん
の改革というのが、いかに偽装された改革であるかというのは、このことを見ても明らかだ」などと、力強く
訴えかけた。
そして、国会において「1円でも税金のムダづかいを止めたところがあれば言ってみて下さい」との問いに、
小泉首相が「とうとう一つも言わなかった」と菅代表代行は指摘。「官製談合をやって、わざわざ皆さんの
税金をムダに使って、その先に天下り先をつくるのを、目をつむって黙っていたのが小泉さんだ」と批判を
展開した。また、官製談合を止めさせる具体策として、天下りを受け入れた業者に対して国は一切発注し
ないと閣議で決めるべきとの持論を改めて展開。返す刀で、小泉首相は「やったやったと自分を褒めるのは
天才」だが、「よく目を開いて見てみたら、やったと言う中で、本当にやれた事は何なのか」とし、「膨大な税金
を使って、銀行の借金の棒引きはやった」が、「行政の構造改革など全くやっていない」などと厳しく断じた。
小泉首相の靖国神社参拝問題についても、特に最近明らかになった昭和天皇のご発言メモにも触れながら、
菅代表代行は言及。国会で「戦争を指導した者の責任は一切無いと言えるのか」と問うと、「中国が行くなと
言ったら行かないのか」などと小泉首相が気色ばんで反論したことを紹介した上で、明らかになったメモを
素直に読めば、昭和天皇も、「外国に言われたから参拝を止められたのではない」のであって、「あの戦争に
責任があった人が、結果としてA級戦犯として祀られた後は、一度も行かれていない」との事実を指摘し、
「私の心だ、ということで参拝されていない」などとした。そして、「怪しくなると『心の問題だ』と逃げる」首相の
姿勢を厳しく批判し、「小泉さんのやり方は全てそうだ」として、「(後継総裁には)あのインチキな路線だけは
変えて貰わなければならない」などとした。