俺はついている?
小泉総理が、「俺はついている。プレスリー邸に行っているときテポドン撃たれたら格好悪いだろう。帰ってきてからで良かった。」
と発言したというのだ。
仮にプレスリー邸にいた時にミサイルが発射されたらどうなっていたであろうか。二人は直ちに大統領専用機でワシントンに戻ることになり
機中で日米首脳による緊急協議が行われ、小泉総理は空飛ぶホワイトハウスの中から官邸で留守を預かる安倍官房長官に指示を出すことに
なったかもしれない。「格好悪い」どころか小泉総理が夢に見てきたような「格好良い」パフォーマンスが実現したことになる。
しかし金総書記にその気はなかった。彼が選んだタイミングは小泉総理がアメリカからいなくなった後のアメリカ独立記念日であった。
北朝鮮のミサイル発射から読みとれるのは、金正日の目はひたすらアメリカを向いていて、かつて日朝平壌宣言に共に署名した
小泉総理は全く眼中になかったという事である。これこそ「格好悪い」事ではないのか。
「プレスリー邸に行っているときテポドン撃たれたら格好悪かった」という発言を聞いて、「変人」がただの「凡人」になってしまったとの感想を持った。小泉総理はすでに権力者としてのマインドを喪失しているのではないか。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20060721-01-0601.html