http://blogs.yahoo.co.jp/blognews2005/37794531.html?p=2&t=2 実は、派閥衰退の種も細川・小沢時代に蒔かれている。
当時、リクルート事件をきっかけに政治改革が大きなテーマになり、派閥解消と政権交代が
可能な政治システムを作るしかない、ということになり、激論の末、現在の小選挙区比例代表並立制と
政党助成金制度が導入された。
小選挙区制の場合は、定数1人の選挙区では1人の候補者しか公認しないから派閥ができにくくなる。
一方、政党助成金(これまでの総額3284億円、共産党は拒否している)によって、派閥の領袖は
無理をして資金を集める必要はなくなったが、派閥の結束力は落ちていく。
その一方で候補者の公認権と政党助成金を握った党執行部の権限は強化された。
小選挙区制導入後、衆院選は96年、00年、03年、05年の4回、参院選は3回行われた。
一回の選挙で国会議員の3分の1近くが交代するといわれるから、細川・小沢時代に導入された
小選挙区制と政党助成金制度の相乗作用が、「古い自民党」を壊してきた原点といえるだろう。