小泉総理は運が強すぎる ▲302▲

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91「古い自民党」をぶっ壊したのはだれか〜元祖は小沢、羽田氏〜
 http://blogs.yahoo.co.jp/blognews2005/37794531.html?p=2&t=2

「まず私自身が変わらなければ」―。
民主党の党首になった小沢一郎氏が第一声を放つと、小泉首相はすかさず、
「自民党で首相になれなかった人だから気をつけないといけない」と半畳を入れた。
これを聞いた自民党のある長老はつぶやいている。
「小泉君はまだライバル感覚だ。ステーツマンになっていない」

 小泉改革は「小泉vs小沢」を抜きに考えられないところがある。
 小泉改革のキーワードである「改革派vs抵抗勢力」は、小沢氏が自民党時代に使った
「改革派vs守旧派」のパターン化だといわれる。
また、官邸機能の強化、規制緩和、地方分権、市町村合併などは、小沢氏の10年前の著書、
「日本改造計画」のコンセプトとほぼ同じである。
小泉改革の名誉のために言うと、誰が今の日本を改革しても中味はそんなに変わらないのかもしれない。
 「自民党をぶっ壊」したのも、小泉改革の専売特許のようにいわれるが、これもいささか違う。
10年以上前の1993年、宮沢喜一政権時代に小沢、羽田孜氏らは「自民党の改革」を叫んで飛び出し、
非自民勢力で細川護煕政権を発足させた。
この瞬間、自民党は38年ぶりに野党に転落する。
「古い自民党」はこの時に「壊れた」と言っていいだろう。
これは「五五年体制の終焉」と呼ばれ、日本の政治史上の一大エポックである。
自民党はその後、村山富市政権をつくって政権に復帰するが、自民単独政権はその後ない。