http://www.asahi.com/politics/update/0623/005.html 2006年06月23日16時56分
民主党の小沢代表は、7月初めに訪中して胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席と会談する方針を決めた。
中国の王毅(ワン・イー)駐日大使が23日午前、党本部で小沢氏と会い、胡主席との会談を正式に要請した。
小沢氏は中国で東アジア外交ビジョンを発表し、対中外交重視の姿勢をアピールする。
小沢氏は「日中関係が異常なのは国民の損失」と指摘し、小泉首相の対中外交の姿勢を批判。
関係改善をめざし、「代表になって最初の外遊先は中国」(周辺)と見定めていた。
5月に同党の羽田孜・元首相が訪中した際、小沢氏と親交がある唐家●(●は王へんに「旋」、
タン・チアシュワン)国務委員から「小沢代表の訪中を歓迎する」と要請があり、日程調整を進めてきた。
小泉首相が6月末に訪米することから、その直後に訪中することで首相の「対中外交の失敗」をあぶり出す狙いもある。