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麻生外相、日中関係改善に意欲…「大宏池会」支援期待:
麻生外相は22日、自民党本部で開かれた丹羽・古賀、谷垣、河野の3派の中堅議員らが中心の
「アジア戦略研究会」で講演した。
中国に対する強硬発言を控え、日中関係改善の意欲を強調するなど、9月の自民党総裁選に向け、
旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ3派が再結集した「大宏池会」の支援を期待する姿勢をにじませた。
麻生外相は日中関係について、「日本と中国は隣同士で、引っ越そうとしてもそうはいかない。
互いに組んだ方が両方の利益で、基本は『日中共益』で行くべきだ」と述べた。
靖国神社参拝にも、積極的な姿勢は示さなかった。
出席者からは「麻生氏はもっと過激でとがった話をすると思っていたが、おとなしく、
気を使っている感じがした」(丹羽・古賀派衆院議員)との声が出た。
研究会事務局長の林芳正参院議員(丹羽・古賀派)も「高い識見をご披露いただいた。
いろんな意味で良い影響が出るのではないか」と評価した。
(2006年6月23日0時10分 読売新聞)