小泉総理は運が強すぎる ▲301▲

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222福井総裁問題、与党からも「辞任やむなし」
しかし、永田町では福井擁護論を額面通り受け取る向きは少ない。
首相らの発言には「辞任容認と受け取られると株価に影響を与えかねない」(政府筋)
という配慮が透けて見えるからだ。

 「公明正大であるべき日銀総裁なのにズルイ」などの世論に呼応するように、与党内でも
福井総裁への風当たりは日に日に強まっている。
自民党の片山虎之助参院幹事長が20日の記者会見で「庶民感情からいうと違和感がある。
うまくもうけたなという感じがある」と批判したほか、「辞めろという声が強まってきたら
辞任を考えないといけない」(公明党幹部)、「市場の信頼を失ったら辞めるしかない」
(自民党中堅)などと、事態の推移によって辞任はやむを得ないとの空気も漂いつつある。

 一方、野党は「究極、最悪のインサイダー取引によって、ぬれ手で粟(あわ)のお金を手にした。
預金をしても利子の少ない庶民感情からも到底許しがたい」(志位和夫共産党委員長)、
「日銀総裁としての信頼感を国内外で得ることはもうできない」(福島瑞穂社民党党首)と、
福井総裁への包囲網を築いている。

 民主党は松井孝治参院議員が村上ファンド関連会社に秘書給与を肩代わりさせていた問題が発覚したが、
「(福井総裁は)国会議員の一人という以上にはるかに大きな影響を持つポジションにある」(小沢代表)と、
攻勢を強めている。

(06/22 01:45)