民主党・松井孝治議員 村上ﾌｧﾝﾄﾞから500万円

松井参院議員 肩代わり認める　民主 進退「党に任せる」 秘書給与問題
　
　民主党の松井孝治参院議員(46)＝京都選挙区、当選１回＝は２０日、京都市上京区の京都府庁で記者会見
し、証券取引法違反容疑で逮捕された村上世彰容疑者＝村上ファンド前代表＝が関係する会社に２００１年
の初当選当時、秘書給与の支給を受けていたことを認め、謝罪した。政治資金収支報告書を修正する。議員
辞職はせず、党役職の辞任など責任の取り方については「党の判断に任せる。（肩代わりが）違法という認
識はないが、襟を正すべきと考えて公表した」と述べた。
　松井氏によると、０１年１０月から０２年７月にかけて、私設秘書２人が関連会社から計１５３万３９００
円の給与を受けていた。政治資金収支報告書に記載していなかったという。通産省（現経済産業省）に勤務
していた当時、村上ファンドに投資して約１２１万円の利益を上げていたことも明らかにした。
　また松井氏自身も通産省退職後の２０００年１１月から参院議員当選後の０２年１月まで、関連会社から
１６２万６０００円の給与を受けていたと述べた。
　村上容疑者と松井氏は東京大法学部の同窓で、１９８３年に通産省に同期入省した。すでに、松井氏が代表
を務める資金管理団体と党支部が村上容疑者から計５００万円の政治献金を受けていたことも判明している。
　民主党は２０日午前、役員会、常任幹事会を開き、同党の松井孝治参院議員が村上ファンドの関連会社に
秘書給与を肩代わりさせていた問題について「本人が説明責任を果たすことが大切だ」とし、松井氏の記者
会見を聞いたうえで今後の対応を判断することを確認した。
　また日銀の福井俊彦総裁が村上ファンドへの投資問題をめぐる収益資料を国会に提出したことを受けて、
閉会中審査を求めていくことでも一致した。（京都新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060620-00000027-kyt-l26