792 :
城内実 「体育の授業に日本武道を」 2006.05.26. :
そこで、小学校一年生くらいから体育の授業に武道を教えたらどうだろうか。
○○道というと、武道、華道、茶道等あるが、どれも礼に始まり礼に終わり、礼儀作法の「形や型」を重んじる。
武道には、合気道、柔道、空手道、剣道、弓道等あるが、どれも健全な肉体だけでなく、健全な精神の修養にもなる。
まさに一石二鳥である。
私は小学校一年生から四年生までドイツの小学校で過ごしたので日本に戻ってからもサッカーばかりやっていた。
その点武道のたしなみがあまりなく、今では残念に思っている。
サッカー、野球、水泳、バレーボール、バスケットボールの球技や陸上競技等ももちろん結構であるが、
それとは別に、小さい頃から専門の師範を通じて武術のみならず武道の精神を子供たちに教えようではないか。
そうすれば、自然と礼儀作法も身につく。体育の授業がそのまま道徳の授業にもなる。
外国に滞在した時、日本の武道のたしなみがあると本当にまわりから尊敬される。
そういう日本人が何人かいたが、そうでない私は本当に彼らがうらやまかった。
東洋人をばかにしているような白人であっても、柔道のブラック・ベルト(=黒帯、有段者)を持っているぞとさりげなくいうと、
ころっと態度が変わる。
ちょっと相手の倒し方を教えてくれないかと言ってきたりするそうだ。
私はドイツ滞在中ドイツ人なみにサッカーが出来たが、全く尊敬されなかった。
当たり前と言えば当たり前か。
しかし、武道やお華やお茶なんか結構いいかげんであっても多少の心得があれば欧米人から尊敬される。
とても教えられないようなレベルであっても、
カルチャーセンターの講師になってくれと言われたりして、
困ったりするケースもあるそうである。