http://ozawa-ichiro.jp/massmedia/contents/appear/2006/ar20060127163706.html ぶれない。迎合しない。愛想がない。袂を分かった政治家も少なくない。
政治の理想をブルドッグの佐重喜に、政治の現実はブルドーザーの角栄に学んだ。
権力の裏の裏まで知り尽くす最後の政党政治家。
「総理にしたい人物」のランキングには必ず名前が挙がる。
果たして、在野のまま「思想」に殉じてしまうのか。
剛腕、リアリスト、壊し屋……多くの異名が授けられている。
小沢が永田町を仕切るに長けたプロ政治家であることは疑いない。
ただ、それは一面であって、もうひとつ保持してきたのは、日本の政治家には稀有の、〈思想〉を宿す政治家であったことである。
そこに彼の政治的パワーの源泉もあったのではないか。
思想の源にあるものはなにか、どこに由来しているのか。
それを解きほぐすことを通して、政治家・小沢一郎の核心に迫ってみたく思う。