小泉総理は運が強すぎる ▲293▲

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344日本語の喪失
チャンネル桜に「大道無門」という番組がある。
毎週1回、渡部昇一氏が毎回違ったゲスト氏と時局に突いて対談するもので、昨夜は藤原正彦
という人であった。
藤原氏は数学が専門ということらしかったが、岡潔と同じように情操を大切に考えている。

日本人は本来、美的感受性に優れた国民で、それは日本のことばにあるという話になり、国語教育
が軽視されている現状を憂いていた。
小学4年生の昔は週14時間を国語教育にあてていた。
戦前でも12時間だったのが、今は3〜4時間だという。
若者の使用する語彙は100〜200程度でしかない。
こんな国語で世界が理解できるはずがない
。特に暗唱の大切さが語られたが、私もやまとことばというのは暗唱しやすいことばだと思う。

今は60代でも紀元節の歌の「天つひつぎのたかみくら」が分からないのだという。
まあ昔の小学生に意味が分かって歌っていたのではなかったが、やまとことばの音質で情操は感受されて
いたように思う。
しかし、60歳になった社会的に著名な人物にやまとことばが分からないというのは問題であろう。