494 :
無党派さん:
スーホーの白い馬
昔、モンゴルの草原に、スーホーという、貧しい羊飼いの少年がいました。
スーホーは、年取ったおばあさんと、二人きりでくらしていました。
スーホーは大人に負けないくらい、よく働きました。
毎朝、早く起きると、スーホーは、おばあさんを助けて、ご飯の支度をします。
それから、二十頭あまりの羊を追って、広い広い草原に出て行きました。
スーホーは、とても歌がうまく、他の羊飼いたちに頼まれて、よく、歌をうたいました。
スーホーの美しい歌声は、草原を超え、遠くまで響いていくのでした。
つづき
ある日の事でした。日は、もう遠い山の向こうに沈み、
あたりは、ぐんぐん暗くなってくるのに、スーホーが帰ってきません。
おばあさんは、心配でたまらなくなりました。
近くに住む羊飼いたちも、どうしたのだろうと、騒ぎ始めました。
スーホーは小泉構造改革の痛みに耐えることが出来ずに自殺したのでした。
おしまい。