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無党派さん:
「皇室も改革だ!」 小泉首相 不敬言行録
(略)
これまでも永田町では、小泉首相の天皇への唖然とするような非礼な言動の数々が噂されてきた。
今回、あらためて取材してみると、やはり“不敬”と言わざるをえない言動を繰り返していた。
有名な話が「電気をつけろ」事件である。毎年十一月二十三日に行なわれる新嘗祭でのことだ。神嘉殿で行うこの神事は、天皇陛下が新穀を皇祖はじめ神々に供えられるもので、数ある宮中祭祀の中で最も重要な儀式の一つである。
神事はしんと静まりかえった真っ暗な中で行われるのだが、参列した小泉首相はこう言い放ったという。
「暗いから見えないじゃないか。電気をつければいいじゃないか」
また、三権の長とともに宮中陪席した祭祀でも、周囲を慌てさせたことがある。
天皇陛下が神事を行っているまさにそのときに、静寂をぶち破ったのがまたしても廊下で待機する小泉首相だった。
「陛下は、中で何をしているんだ?」
聞かれた宮内庁幹部は、
「畏れ多くも、私は申し上げることができません」
と答えた。その後、首相はお供えを食する直会でも同じことを聞き、これには同席者も憤慨したという。(略)
小泉首相の皇室への不遜な態度は今に始まったわけではない。政治部記者の話。
「〇一年の参院選の時、小泉首相は応援演説で『耐えがたきを耐え、忍び難きを忍び・・・・・・』と、昭和天皇の玉音放送を真似ていました。あれは昭和天皇を茶化しているように聞こえて、この人には天皇を敬う気持ちはないのだなと思いました」(略)
中西輝政京都大学教授が呆れながら批判する。
「首相の発言を聞いていると、女性天皇が男児を出産すれば、また男系に戻ると勘違いしている節がある。皇室をまったく理解していない人に改革を語る資格はありません。(略)」
週刊文春 2006.2.16