歳出見積額、本年度上回る5129億円 滋賀県新年度当初予算案
滋賀県は16日、新年度当初予算の各部局からの見積要求額を発表した。一般会計の歳出見積額は5129億
円で、本年度当初予算の歳出額5049億円を上回った。退職手当を含む給与費や借金返済のための公債費が
増加しており、初の予算編成に取り組む嘉田由紀子知事が、独自色を出す余地は限定されそうだ。
歳出見積もりのうち、政策や事業を行う行政経費は2662億円で、本年度当初予算に比べ20億円(0・8%)
増えた。
県立養護学校の再編整備費が36億円、県警本部新庁舎建設費が13億円、それぞれ本年度より増えたことなど
が歳出を押し上げた。本年度に2億円を計上していた栗東市への新幹線新駅設置促進事業費負担金は要求されなか
った。
一方、給与費は退職手当などがかさみ、38億円増(本年度当初比同2・2%増)の1763億円となった。公債
費も20億円増(同3・0%増)の703億円となるなど、義務的経費が歳出見積の半分を占めている。
新年度予算編成では、義務的経費を除いた各部局の予算枠計700億円のほか、嘉田知事のマニフェスト(選挙
公約)を実現するため10億円の特別枠を用意している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070117-00000011-kyt-l25