■「トリックスター(詐欺師)」小泉首相が主導する嘘つき・詐欺社会の出現(五十嵐仁教授)
これらの事件(耐震強度偽装事件等)を見るにつけても、
この日本は、嘘つき・詐欺社会に変わってしまったのではないかと、ウンザリしてしまいます。
詐欺といえば、この間、日本を騒がせてきたのが、
「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)」であったり、「リフォーム詐欺」でした。
それに似た大規模詐欺が、この夏に政治の分野でも起きました。
「改革詐欺選挙」です。
その先頭に立ったのが、希代の「トリックスター(詐欺師)」小泉首相でした。
郵政公社が民営化されれば税金が節約されるかのような嘘を言い、
選挙で票を振り込ませた大規模な詐欺が先の総選挙です。
日本が嘘つき・詐欺社会に変わってしまったことを象徴するような「大事件」でした。
米プリンストン大学のポール・クルーグマン教授の『嘘つき大統領のデタラメ経済』(早川書房、2004年1月)と
『嘘つき大統領のアブない最終目標』(早川書房、2004年12月)の2冊の本が評判を呼んでいるようです。
「嘘つき社会」ということでもアメリカが一歩先を進んでいるようで、
この面でも小泉首相はブッシュ米大統領の忠実な従者だということになるでしょう。(後略)
五十嵐仁(=法大教授)の転成仁語 11月28日(月)
ttp://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/home2.htm