【京都4区】小泉総理 VS 元幹事長 野中

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首相対野中氏の代理戦争 自民党は元側近を公認に
 自民党の野中広務元幹事長が引退後も力を持つ衆院京都4区。郵政民営化関連法案に反対した野中氏の後継者に、小泉純一郎首相は野中氏の元側近をぶつけた。代理戦争の様相が強まり、野中氏の影響力低下を指摘する声も出ている。
 「ああいうやつが退陣しなければ日本の将来はない」。公示日の30日、京都市内で行われた無所属前職の田中英夫氏の出陣式。野中氏は甲高い声で批判した。「小泉政権を否定する」と引退を表明、首相批判を繰り返してきた。
 野中氏の支援を受け前回、初当選した田中氏に対し、自民党はJA京都中央会会長で新人の中川泰宏氏を擁立した。野中氏の元側近で、田中氏とも協力関係にあった中川氏。3年前の府知事選に野中氏が推す候補に対抗する形で出馬し、たもとを分かった。
 民主党新人の北神圭朗氏陣営は「野中氏の影響力低下の証拠」と自信を見せ、共産党新人の成宮真理子氏陣営は「自民党政治破たんの表れ」と話した。