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無党派さん:
そうした事情はさておくとして、どうにも解せないのはやはり小泉氏と信子さんのほうである。
そもそも360万円の報酬が明らかになるきっかけは、昨年の通常国会で秘書給与法が改正されたことだった。秘書の給与を企業が肩代わりする事件などが跡を絶たず、之が「闇
献金」の温床になっているとして、公設秘書の兼業が原則禁止されたのだ。
もっとも、この法改正では、与野党間の妥協で、議員が秘書の職務遂行に支障がないと
認めて許可し、兼職届を所属する議院の議長に提出した場合は、兼業ができるという“抜
け穴”ができた。
“抜け穴”を利用して兼業収入を得ていた議員秘書は、本誌の調べで衆院67人、参院
22人の計89人いた。信子さんもその一人だった。
360万円の兼業収入は、全体で33番目。トップは不動産賃貸業で2600万円もの
年収がある秘書もいるから、金額的には特段多いほうではない。が、民主党議員秘書がい
う。