<検死のしにくい腐敗状態>
死亡推定時刻の10日から、発見の12日までかなり日数がたっているため、死体は
腐敗をしていたと考えられる。
首の皮などは、腐敗して見分けがつきにくい状態であったはずである。そのため検死
はしにくいはずである。
<小はんは、検死で自殺と判断されているため、解剖をしていない>
検死段階で死因がわからないときに死体を解剖にまわす。
状況からは死因が自殺ではないかと思われる死体でも、傷がたくさんあったりすると、
誰かと争ったためにできたものではないかと疑われ、解剖されることになる。
ところが、盲点がある。愛し合いながら、首をしめられていれば、
外の傷は生じないため、他殺とは思われないはずである。
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