107 :
無党派さん:
K首相は、死んで閻魔大王の前に引き出された。
「あなたは天国に行きます。そして」首に紐を付けながら続けた。
「この紐で、誤って地獄に落ちた人々を助けてあげてください」
天国に行くと、そこは花が咲き乱れ、美しい鳥達が歌声を競う、まさに楽園であった。
そこで、K首相は、腐れ卵を売りつけた大臣や、年金を使い込んだりした役人達を
地獄から救いながら、毎日平和な日々を過ごしていた。
しかしある日、突然その紐が強く引かれ、K首相はまっさかさまに落ちていった。
気が付くと、そこは血の川が流れ、幽鬼どののうめき声が高く、低く、遠くに近くに
轟く地獄であった。
K首相は叫んだ。
「せっかく平和な日々を暮らしていたのに、まったくなんてことをしてくれたんだ!!」
すると、地獄に今来たばかりのB大統領が、紐を引きながらこう言った。
「よう!K!久しぶり!!今回は自衛隊は連れてこなかったのかい?」