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不定期転載:
続 小泉外交 20 4月9日 四面
文中タイトル(大文字)閣僚が一新 協議も軌道に
昨年9月27日に発足した第2次小泉改造内閣では、米軍再編の担当閣僚が一新された。
外相は、非議員の川口順子から外交通の町村信孝になった。
再編協議に対する外務省の消極姿勢は、大きく転換した。
(太字)「一体、今まで何をやってきたんだ。
もっと自由な発想で検討してはどうか」(太字)
町村は就任早々、計10時間近くも再編問題を勉強し、
外務省の海老原紳北米局長らに指示した。
町村は自ら積極的に動く決意だった。
(太字)「いつまでも頭の体操ばかりしていても仕方がない。
必要なら2プラス2(日米安保協議委員会)を行うかもしれない」(太字)と記者団に語った。
小泉首相も同じ考えだった。10月1日の都内の講演で、
「沖縄の基地負担の軽減は小泉内閣の重要な課題だ」と強調した。従来にない踏み込んだ発言だった。
5日には、「折に触れて閣僚レベルで話し合わなければいけないな」と町村に語った。
実務責任者の海老原や飯原一樹防衛庁防衛局長にも、直接指示した。
(太字)「米側と正々堂々と議論すべきだ。しっかり日本の考えを示せ」(太字)
変化は米側にもあった。
再編協議の停滞を知ったアーミテージ国務副長官は、関係者に宣言した。
(太字)「今後は、私のこの問題に関与する。米政府内をしっかりと調整する」(太字)