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無党派さん:
経済を国全体で見ると、生産から消費を差し引いた残りが貯蓄です。
日本に米国国債を買わせる為には日本人が製造したものを全部自分で消費したら米国国債を買うお金がありません。
だからハバードだのサックスだのといったブッシュの使い走りが日本に来て、財政政策をするな!
日銀はカネをドンドン刷れ!米国国債を買え!なんて要求してきたのです。
そして小泉政権はブッシュ政権の要求を実に忠実に実行しているのです。
今年はともかく、昨年、一昨年と、日銀はベースマネーをジャブジャブに発行していますよ。
現下の日本に必要な政策は、高齢者の動かないお金は放って置いて、
お金を必要としている世代の人達にお金が廻るようにすれば、景気が良くなり、税収も増え、財政状況は改善する。
もし逆にすれば景気が悪くなり、税収が減って却って財政状況は悪化するという試算があるのです。
一昨年米国から次々とやってきた政治家達が言った共通項は
@財政政策止めろ!A日銀は量的緩和をしろ!B外債を買え!です。
何が言いたいかといえば、
@内需を抑制しろ!A金余り状態にしろ!B米国国債を買え!です。
@内需を抑制すれば製造したものは輸出に振り向けるようになります。
A銀行にカネを押し込めば、内需が抑制されているから運用先に困ります。
Bだから米国国債を買って運用せざるを得ないのです。
もし下がり始めれば日本政府が米国国債をドンドン買ってくれますから、暴落しないのです。
ここ2年間は日本政府は毎年20兆円くらい買っています。その他に、日銀も買っています。
日本に米国国債を買ってもらう為には米国の金利が日本より高くなければなりません。
しかし、米国は景気を維持する為に金利を低く抑えています。
だから日本は更に金利を低くしているのです。