小泉総理は運が強すぎる▲22▲

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565無党派さん

小泉訪朝に関してマスコミや評論家たちがピント外れのご託を並べている。
その中で、もっとも間違ったご託は、小泉が金正日に無礼な振る舞いをされた、舐められたといった類のものである。

私は言いたい。
無礼を働いているのは日本サイドなんだと。
その無礼の最たるものは握り飯持参での訪朝である。
国の最高責任者が首脳会談を行うに当たって手弁当持参に勝る非礼行為はないだろう。
仮にブッシュが日本の肉は不味いからといって米肉持参できたとしたら日本国民は激怒の雄叫びを上げるに違いない。

一回目の訪朝に際しても北朝鮮側はランチタイムの設営を日本サイドに要求した。
が、北の要求に対し小泉サイドは頑なに拒んだのである。
そして最訪朝。
北は今度こそはワーキングランチに応じて呉れるものだと信じていた。
が、小泉政権は弁当どころか飲料水まで持参しての訪朝だったのである。

虚栄心が人並み以上に強い金正日にすればはらわたが煮えくり返る思いの事態である。
が、背に腹は代えられない。
食料の25万トンは何としてでも欲しかった。
けれど嫌がらせの一つもしてみたい。
それが格下の外務次官の空港出迎えという形になって表れたのである。

『これで軍人諸君に米の飯をたらふく食わせることが出来る』
軍部さえ押さえておけば金政権は安泰だの思いが金正日をして我慢の徒にしたのである。
ところが官房長官談話だと小泉は食料の25万トン援助は明言したが、それが米だとは言っていないという。
トウモロコシ等の雑穀を含んでの食料援助になる、官房長官談話である。

『馬鹿にするのもほどほどにして欲しい』
金正日の呟きが聞こえてきそうな早夏の候である。