45 :
無党派さん:
小沢氏が、自民党を出ざる得なかった背景 ?
当時、自民党での陰の実力者は副総裁、竹下派の重鎮、金丸信氏。小沢氏の後には、この金丸氏がついていた。
いわば、小沢氏の後びょうぶだ。その金丸氏が佐川献金疑惑、10億円脱税容疑で逮捕される。後のびょうぶが倒れ、
小沢氏は「実力」を失う。実は、小沢氏に「実力」があったのではなく、実力があったのは、金丸氏の「金」だ。金丸氏の
逮捕で怖い者がいなくなった自民党内に、それまでの小沢氏のやり方に不満がくすぶり始める。
竹下派の会長選。小沢氏は、天皇の死亡時、色紙に「年号は平成です」ということしか記憶にない、故小渕氏に
会長選で敗れる。あれほどの実力を誇示していた人物が、一派閥の会長選で、負ける。
金丸氏の逮捕をきっかけに、自民党内に、それまでの小沢氏の手法に対する批判が出始め、彼は自民党を出ることを
考える。新進党の党首選で、羽田氏が敗れ、新進党を離党、次の党首選では鹿野道彦氏が敗れ、結果として新進党は
崩壊。それと同じような空気、不満を、小沢氏は自民党内で感じたのだろう。そして、自民党を出る口実を考える。その
口実が「政治改革」?ではなかったのかと私は考えている。そして、その思惑がみごとに当たった。つまり、小沢氏は
自民党内の権力闘争に負けたことを意味する。