自衛隊イラク派遣部隊、イラクの地を離れる
政府は、8日発生したイラク3邦人拉致事件の対応について、
テロリスト・グループの要求期限の11日午後9時(日本時間)を前に、
テロリスト・グループの要求を飲み、自衛隊がイラクの地を離れることを閣議で決定した。
閣議後、石破防衛庁長官は防衛庁で陸上自衛隊の先崎幕僚長と会談し、命令を出した。
そして、10時間後の10日午後9時(日本時間)、イラク派遣部隊の自衛隊員全員が一斉にジャンプし、
自衛隊はイラクの地から離れた。
日本政府は、この模様をカタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」等に映像として提供し、人質の即時解放を要求した。
米国のラムズフェルド国防長官は
「日本政府の行動に最大限の理解を示し、これからも日本国や各国と協力し、テロと戦う」との談話を発表した。