小泉総理は運が強すぎる ▲2▲

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532無党派さん

【変人宰相が示す中国外交:その1】

昨年中国で開催された日中平和友好条約締結25周年記念式典には、日本側から総理経験者を筆頭に多くの有力政治家が出席した。
その中で最も中国側が歓迎したのは小泉内閣の大番頭、福田康夫官房長官であったという。
康夫の父、福田赳夫が条約締結時の首相であった縁での熱烈招待だとマスコミは伝えたが実情は中国側の深慮遠謀がうかがえる。
八月初旬のこの頃、日本では自民党の総裁選を控えて、反小泉勢力による小泉おろしが顕在化する。
抵抗勢力やそれに与するマスコミ、政治評論家達は一斉に小泉再選は100%有り得ないの合唱を始めた頃でもあった。
が、中国の情報ネットワークは小泉再選確実をこの時点で確認していたのである。
その証拠は、胡錦濤国家主席を筆頭に中国最高首脳との会談を次々とセットするという国家元首に準ずる厚遇を示したことであろう。
中国は福田を厚遇することにより日本に関係改善のシグナルを示したのである。

533無党派さん:04/02/06 16:54 ID:hNsic1Yc

【変人宰相が示す中国外交:その2】

江沢民時代の日中関係は冷戦構造そのものであった。
国賓待遇で来日した江択民は宮中晩餐会で日本糾弾の演説を行うという非礼極まりない行動に出る。
そして、それに反発するかの様に小泉は靖国参拝を繰り返す。
このことにより北東アジアの大国は関係の悪化状態を強めていくのである。
小泉と光沢民は首脳会談でも激しく対立する。
小泉と光沢民の取り付く島もない首脳会談を評して【小泉、野中のワールド版】の言葉が外務省高官から洩れたのもこの頃である。

が、光沢民から胡錦濤に政権が移行することにより中国は現実路線を顕著化する。
ロシアでのサンクトペテルブルグ建都300周年行事に出席した日中首脳は、旧来の対立構造とは異なり極めて友好的な会談を行った。
そして続くエビアン・サミットで、小泉は胡錦濤に、G8首脳との友好関係を見せつける。
このことにより日本との敵対関係は北京オリンピックを控えた中国に百害あって一利なしを胡錦濤は認識したのである。
日本との早急な関係改善がエビアン・サミットを機に具体化する。
六カ国協議開催、日本人観光客のビザなし渡航・・・中国は精一杯の微笑みを投げかけるのである。

そして年が明けた一月一日。
中国側の精一杯の微笑みに対して小泉が示した回答が靖国参拝であったのである。
『小泉とは?』中国首脳部は突きつけられた回答にしばし呆然のまま今日に至っているのである。