内閣成立後、小泉に政策実績はあるのか part13

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655無党派さん:04/01/04 20:21 ID:G0KdpHT/
責任を明確にすると何か不都合でもあるのか?
>>653
656無党派さん:04/01/04 20:30 ID:r0faV8JJ
>>655
あるよ。
657無党派さん:04/01/04 20:36 ID:G0KdpHT/
どうして?
658無党派さん:04/01/04 20:37 ID:r0faV8JJ
日本の正義が明らかになって
日本が孤立するから
659無党派さん:04/01/04 20:44 ID:G0KdpHT/
意味不明な荒らししてねぇで、まともに議論が出来ないのか?
哀れな椰子。
660無党派さん:04/01/04 20:45 ID:r0faV8JJ
>>659
敗北宣言ですか
661無党派さん:04/01/04 20:54 ID:r0faV8JJ
ってもうやめ。自分の負けでいい
662無党派さん:04/01/05 18:27 ID:iJXlERql
■靖国参拝――独りよがりに国益なし


 いつも神出鬼没の小泉首相による靖国神社参拝だが、就任後4度目の今回は元旦だった。

 小泉氏は「終戦記念日に参拝する」という公約を掲げて3年前に自民党総裁の座に就いたが、首相としては近隣諸国との関係を気にせざるを得ないのだろう。
8月15日を避け続けたあげく、今年は「初詣で」だといって足を運んだ。日本人の伝統だから文句はあるまいという理屈である。

 「強さ」を売りにする政治家として、中韓両国の批判に屈して公約をほごにはできない。そんな思いもあるのだろうが、戦没者の霊を慰め、
平和を祈りたいという気持ちは本物と思いたい。

 しかし、首相の靖国参拝は間違いである。日本は国際社会で一人で生きているのではないし、生きてはいけない。その現実をありのままに考えてみればいい。

 日本にとってはいま、近隣諸国との関係がいつにもまして重要な節目にある。

 北朝鮮の核開発は日本への直接の脅威だ。その解決をめざす6者協議が月内にも再開される。日本の主張を通すには、議長役の中国はもちろん、
韓国とも円滑な意思疎通が欠かせない。両国と日本の関係がこじれて喜ぶのは北朝鮮だけだろう。

 中韓両国とも6者協議の成功が最優先で靖国問題どころではないだろうとたかをくくっての参拝だとしたら、それこそ外交の信頼を損なう行為である。
663無党派さん:04/01/05 18:36 ID:wIvmndWx
>>662 
それは昨日の朝日新聞の社説だな。     

朝日がそう言っているんだから、小泉は正しい事をしているんだろうな。w
664無党派さん:04/01/05 18:38 ID:iJXlERql
 経済発展が著しい東アジアは、自由貿易圏の形成をはじめ激しく動き始めている。その機会をうまくとらえていけるかどうかが日本経済の再生にもかかわる。とくに日韓関係は経済の相互依存だけでなく文化交流の土台もでき、
さらに大きく発展する可能性を秘めている。このことを考えても、参拝の収支勘定は全く合わない。

 もう一つ見過ごせないのは、自衛隊のイラク派遣とのかかわりだ。人道復興支援とはいえ初めて戦争状態の地に派遣される。そして「自衛隊は軍隊だ」といってはばからないのが首相だ。戦前の靖国神社は軍の管理下で、
中国侵略や対米戦争への戦意や愛国心をあおる役割を担った。首相とて、そんな歴史を持つ靖国と自衛隊を結びつけようとは考えていまいが、もとより決してしてはならないことである。

 中国や韓国が首相の靖国参拝を非難するのは、A級戦犯がまつられているからだ。首相は参拝を正しいことと考えているのだろう。それなのに外向けには「いずれわかってくれる」とばかり、理解を得ようという努力もしない。
これでは通らない。

 「日本の平和や繁栄」を祈ったと、参拝後の首相は語った。だが、靖国にまつられている人々の多くが亡くなったのは、アジアで日本が始めた戦争ゆえだった。日本だけでなく「アジアの平和や繁栄」を大事に、
というのも戦没者の思いではないのか。そういう視点が首相にも欲しい。
665無党派さん:04/01/06 06:07 ID:3xo7s/b6
小泉に政策なんて有るわけない。
マル投げと、あとは靖国と伊勢神宮への神頼みだ。
一国の総理でなく、個人でなら何してもいいがコイツのメッキは剥げたね。
中味が無いし、国が滅びるよ。自民じゃ駄目だね、後釜が居ないもの。
666無党派さん:04/01/06 06:10 ID:XdtmKxQZ
野中を自爆させた。
最大の戦果だろう。
667無党派さん:04/01/06 06:16 ID:clncQRrJ
>>665
もう少し考えて書き込みされたら如何でしょうか?
>小泉に政策なんて有るわけない。
>マル投げと、あとは靖国と伊勢神宮への神頼みだ。
なるほど
>自民じゃ駄目だね、後釜が居ないもの。
前半部といっていることが違うんだけど?
前半:小泉はマル投げで駄目。
後半:自民は後釜がいないから駄目。
後半に自民には誰もいないから駄目なら意味が通るが、
後釜ということは小泉を少しは評価していることになる。
つまり次の首相もマル投げなら評価できるということになる。
668無党派さん:04/01/06 19:11 ID:InYJHfjo
ともかく小泉にしても小泉信者にしても、寄らば大樹の陰、アメリカマンセーで、
日本国民や日本国のことよりも、アメリカ様から総理大臣の椅子を取り上げられる
ことが後生大事ってことなんだろうな。説明責任もビジョンも哲学もまるっきりなく、
ただただ開き直るだけ。
669無党派さん:04/01/06 19:27 ID:vuRa0cqy
意図的に外圧(アメリカ)を作って国内抵抗派を牽制する。
また、派兵時期や予算編成期を適度に組み合わせ、
与野党からの批判をかわし、政権延命を図る。
権謀術には長けているのだが、
悲しい位に知性と政策立案・実行能力に欠けている。
ただ、運だけは憲政史上最高だな。
ブッシュがジャイアンだとしたら、
出木杉君ばりの容貌を持つスネオといった所か。
670無党派さん:04/01/06 19:53 ID:InYJHfjo
長けているというより、あまりにバカ殿を担ぐ官僚が不憫に思い、お膳立てしているだけじゃん。
671無党派さん:04/01/06 20:09 ID:InYJHfjo
 小泉さんは5日の年頭記者会見で「静かに参拝できればと事前に知らせなかった」と言ったけれど、そもそも8月15日に靖国参拝するんだと大々的に喧伝(けんでん)したのは小泉さん自身だった。
われわれ庶民の習俗のひそやかな初詣でと一緒にするのはこじつけのような気がする。何はともあれ1年1回ということか。

 小泉さんはいつも通り「戦争の時代に生きて心ならずも命を落とさなければならなかった方々の尊い犠牲の上に今日の日本が成り立っている」との思いを述べた。小泉さんの思いは真実だろうし、私も思いをともにする。
だが、いつもながら思うのは、それだけじゃいけないんじゃないかという点である。

 日本の若き兵士が死んだ、殺されたというからには、相手側も死んだり殺されたりしているのが戦争である。例えば松岡環編著「南京戦」(社会評論社)の2冊の証言集をひもとけばよい。

 1冊目の「閉ざされた記憶を尋ねて」は02年8月15日に出版された。日本人兵士102人を小学校教員の松岡さんたちが一人一人訪ねて南京戦の体験を聴いた。当時、評判になった(中傷も含めて)のでご記憶だろう。
「兵隊と良民の区別はつかぬ。おかしな者はみな殺せ」とばかり、ここでは記せないような死体、死体の残酷な風景があったことを長く心に秘めてきた元兵士の老人たちも言い残したかったのだろう。

 2冊目の「切りさかれた受難者の魂」は03年8月15日に出版された。中国側の被害者120人の証言である。日本兵が「花姑娘(ファーグウニャン)」と呼んで中国人女性を求めては強姦(ごうかん)輪姦して、
果ては殺した。いまは年老いた女性たちの苦しみに満ちた言葉の一つ一つはやはりここでは書けない。戦場の狂気は、たぶん日本に戻ればごく普通の男たちをここまで異常にするのか。

 小泉さん、特攻で死んだ若き日本青年たち、小泉さんの少し上の世代が「心ならずも命を落とした」のを悼むのはよい。しかし、そのときは相手側にも「心ならずも死んだ同胞」を悼むたくさんの人々がいることを思ってほしい。
どの国のどんな人も、ナンバー1ではなくともオンリー1だったのだから。

672無党派さん:04/01/06 20:10 ID:InYJHfjo
 だから小泉さん、まだみんなの心がつらい記憶で疼(うず)いていること、そこを一国の指導者として思いやる言葉がほしい。「その国の伝統習慣に、とやかくは言わないと思います」という言い方は、
中国や韓国の反発をうるさがる響きがあって気になる。

 中国、韓国だって一銭五厘の赤紙で徴兵された兵士を悼むのを怒るはずはない。A級戦犯合祀(ごうし)へのわだかまりが晴れないからなのである。参拝を毎年続ければ文句を言わなくなると思っているとすれば、
それはよくない。

 元日の午後、年始参りの用事があって渋谷の街に出た。晴れ着の若い女性がビラとおもちを一つくれた。おもちには「自衛隊のイラク派遣反対! 戦争NO!」とシールが張ってある。
そばでおもちを焼いてあんこをつけて食べさせてくれるサービスもしていた。いいなあ、日本の若者らしくて。イラクの兵士も米軍兵士も、みんな「世界に一つだけの花」。

 3日の午後、靖国神社にでかけた。屋台が並び獅子舞や猿回しが出て、いかにもお正月である。「殺されるか殺すか」わからない戦場に若者を出して、ここにまた「名誉の戦死」を祀(まつ)るのか祀らないのか、
そんな議論が起きないようにしてほしい。
673無党派さん:04/01/06 20:16 ID:InYJHfjo
 だが、自民党をぶっ壊すと言ったけれど、どうもぶっ壊れた様子はない。自民党を変える、日本を変えるとも叫んだけれど、そんなに変わった感じもしない。それどころか何だか世の中はせちがらくなり、
きなくさくもなって心配になる。小泉さんの夢、小泉さんに託した夢はこんなものだったのか。小泉さんはもうひと踏ん張り、来年はよくなるのかしら。たぶん日本の人々はそんな不安不審のなかで年の瀬を迎えた。

 一体、小泉改革は進んでいるのかいないのか。どれだけ成果が上がったのか、ほんとに芽が出て大木になるのか。いつまでも辛抱していられない。そろそろ中間テストしていい時期である。

 例えば小泉さんは「道路公団の民営化だって郵政民営化だって、私の前はそんなことだれも言っていなかったでしょ。いま自民党はそれを認めているでしょ。自民党は変わったでしょ」と口をとがらせる。
それは確かにそうかもしれない。意識の変化は重要である。だが、実際には何一つ具体化したわけではない。小泉さんに期待すればこそ、そんな程度で自慢しないでよといらいらする。
674無党派さん:04/01/06 20:17 ID:InYJHfjo
 年金問題しかり、補助金1兆円削減問題しかり、国債発行しかり。何やってんだともいえるし、まあそんなところかともいえる。小泉評価は期待度との関数である。でも小泉さん、あのころ「政治に希望を持ってほしい。
政治が変わるかもしれない」とみんなの夢を掻(か)き立てるだけ掻き立てたからなあ。

 例えば、来年度予算の国債発行は36兆5900億円で国債依存率は戦後最悪だそうである。今年初め、民主党の菅代表の質問に答えて、国債発行枠30兆円の公約を守れなくとも「たいしたことない」と答弁した。
だが、これはいくらなんでも「たいしたことない」範囲を超えている。無残なりライオンヘア。

    * *

 なぜこんなことになってしまうのか。「改革はひとつひとつ団体とぶつかりますからね。そしてその支持を失うことになる」と政府首脳はため息をつく。「やっぱり小泉さん一人じゃ改革はできないのよね」というのは自民党の女性職員。
政官財のしがらみを切る改革の困難性、動かない現実の重さ、血判をかわすような改革の同志が10人もいればずいぶんできるのに、それがいないから結局は官僚と族議員に丸投げしなければならない弱さ。

 かつて中曽根康弘首相が国鉄民営化の全法案が成立した86年11月の日記に「二百三高地がついに落ちた。国労崩壊の前に社会党はなすすべなく茫然(ぼうぜん)たる日々であった」と記したように、
郵政民営化の実現する日が来るのかどうか。中曽根氏の改革が陣地戦だったとすれば、小泉改革は遊撃戦である。それが進軍ラッパだけで、だれもついて来ないとすれば……。

675無党派さん:04/01/06 20:18 ID:InYJHfjo
 小泉政権は9.11テロ以降のアフガニスタンとイラクの戦争にもかまけすぎた。むろん国際政治の緊張の中で日本を担っていく日々の苦労はわかる。「日米同盟を大事にしないで、どうするんですか」と小泉さんは民主党に反問する。
けれども、小泉さんとブッシュ米大統領との交友はどこか情緒に過ぎて、国家理性というべきものが感じられない。いつも「出たとこ勝負」でずるずると来てしまった感をぬぐえない。

 イラクへの自衛隊派遣はいくら人道支援を強調しても、米英占領軍のもとに日本の軍隊を送るという形は変わりようがない。万一のことがあったらどうするか、お国のための「名誉の戦死」にどう報いるか、国葬か防衛庁葬か、
そんな話が早くもとりざたされているのは確かである。

 冗談じゃないよ、お国のためだなんて言ったって家族にとってはともかく生きていて欲しい、「名誉の戦死」なんてしてほしくない。それが20世紀の戦争の辛酸をなめた日本人の、他の国とは違った痛切な原点だったはずである。
小泉さんに託した国民の夢もこんなことではなかったはずである。

 04年はもう一度、初めから議論し直してほしい。日本政治10年の夢を泥にまみれさせてほしくないから。
676無党派さん:04/01/06 20:22 ID:InYJHfjo
 独裁と戦火に苦しんだイラクの人々への人道復興支援はしたい。でも小泉さんの言うように自衛隊派遣という形がいいのかどうか。

 テロやゲリラの心配がなくなって政府職員や企業の専門家、NGOがでかけて存分に活動できるようになれば一番いい。だがいま、それができない。
だから自分を守れる自衛隊をというのだけれど、果たして銃を構えながら復興援助の仕事をできるのか。

 そもそも日本は苦しんでいる国にどんな援助をしたらいいのだろう。15日の衆院質疑で小泉首相はカンボジア援助を例にあげた。

 「カンボジアの紙幣に『きずな橋』が描かれたものがあります。日本の援助でつくった橋です。フン・セン首相はとても感謝してくれている。
その国が必要とし喜ばれる援助をしていきたい」

 その通りと思う。だからこそ自衛隊を出せばアメリカが喜ぶといったような援助はどうもひっかかる。
677無党派さん:04/01/06 20:24 ID:InYJHfjo
 最近までカンボジア大使だった小川郷太郎氏はホームページに「大使のおしゃべり談話室」を2年間に14回掲載した。小川氏も「面はゆいほどの日本への感謝を感ずる」とそこに記している。
 日本外交のカンボジア和平の努力、国連のPKOへの自衛隊参加、明石康さんらによる選挙実施、そしてNGO応援の「草の根援助」……。
 英国人女性のキャサリン・ギーチさんは88年に18歳でカンボジアに来て、孤児や身障児に伝統音楽を教える施設をつくった。「カンボジア衣装に身を包んでかいがいしく奥ゆかしい」と小川氏は記す。
その施設の増築に「草の根援助」をした。
 日本のマラソンランナー有森裕子さんはスポーツNGOを作ってアンコールワット国際ハーフマラソンに運営協力してきた。地雷犠牲者に義足を贈るためのこのマラソン、小川氏も出場した。
そのアンコール遺跡の研究保存には上智大学の石澤良昭教授らが長く携わってきた。
 そしてメコン川を渡る「きずな橋」。01年12月の完成式には衆院議員だった江藤隆美氏が参列した。江藤氏は「道路つくるべし」と小泉さんと渡り合った抵抗勢力のボスだった。
「日本がつくった道路はすばらしい」とカンボジアでも評判を呼ぶ。さすが日本の公共事業!
 カンボジアから小川氏はイラク戦争をどう見たのか。米英軍勝利の際の、今年4月17日の「おしゃべり談話室」。小川氏は、大量破壊兵器と圧政のフセイン政権排除と理解しつつも、こう語る。
 「何といっても強力無比なハイテク兵器と巨大な物量作戦で国が破壊され、多くの国民や兵士が死傷する光景を毎日見せつけられて大いに心が痛みます」
 「戦争は多くの不義や不道徳性が伴います。破壊のあとの復興と国民の精神的トラウマの治癒のためには長期間の苦難の道を歩まなければなりません」

678無党派さん:04/01/06 20:25 ID:InYJHfjo
 カンボジアと比べつつ小川氏は、それ以後のイラクをこう言い当てている。
 「重要なのは武器の回収です。治安が悪いと国民は自己防衛のため武器を保持しようとし、一層治安を緊張させます。カンボジア政府の武器回収努力を日本もODAで支援しています」
 「どの国にも国民感情があって、外国軍の武力で多数の犠牲者を伴いながら『解放』されたことについては複雑な感情があるかもしれません。
国民全体が支持しうる政権をうち立てることはなかなか楽ではありません」
カンボジアでは国連の下で復興を進めた。わが自衛隊もそこに出た。イラクでは米英占領軍のもとにわが自衛隊を出す。カンボジア援助の成功をめざすならば、くどいようだけれど、
イラクへの国連関与をさらにさらに主張すべきではないか。米国からブーツ・オン・ザ・グラウンドをせかされて自衛隊を出すのではなく、日本のイラク支援はもっと息長いものとして取り組むべきではないか。
 この11月、「きずな橋」で平和行進が行われフン・セン首相と小川氏が並んで歩いた。そして、友好に心砕いた好漢小川郷太郎はデンマーク大使に転任した。最後の「おしゃべり談話室」は「さようなら、カンボジア」。
679無党派さん:04/01/07 00:22 ID:/xdDVgBF
>>667
俺が書き込んだわけじゃないけど、あんた相当ひねくれてますね。

665は言葉が足りないだけで、十分文意伝わると思うんですが。
背景を無視、行間も無視。おめでたいですね。
680無党派さん:04/01/07 13:12 ID:DaNm/mFc
>>674
16兆を地方に税源委譲するはずが
何と1兆の削減。
蓋を開けると改悪になっている。

いってる事と、やる事が違うのだから
話にならないよ。
681無党派さん:04/01/07 17:46 ID:pqgB33tR
説明能力問われるコネズミ 
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20040106MS3M0600A06012004.html

いつまでも騙せるわけないのにな
682無党派さん:04/01/07 19:27 ID:pqgB33tR
交流に水さし 次世代にツケ』
                                

小泉首相の靖国神社参拝にはあきれた。首相がいくら「平和を願って」と言おうとも、そこに
は戦争の本当の犠牲者はまつられていないと思う。靖国神社が日本国民を侵略戦争へと
動員したシステムの象徴の一つであったという歴史的事実を曲げることはできない。
小泉首相の靖国参拝は、アジア諸国民の対日感情を悪化させてしまった。過去の過ちを
正しく償えない国は、次の世代に大きな負の遺産を残す。
私の息子は今、ベトナムに留学しているが、日本人であることは、戦前の植民地支配と
アジア侵略の十字架を背負って生きることのように感じると言う。
私自身は年がいもなく、韓国の純愛ドラマ「冬のソナタ」にはまり、その切なく美しい涙にひき
つけられて、韓国の人々にじかに触れてみたいと思うようになっていた。今回の件で、そう
単純には韓国を訪問できないと再び暗い気持ちになってしまった。
サッカーの日韓共催ワールドカップ以来、両国の若者たちの自然な交流が生まれつつある
と聞く。韓国では日本文化開放も始まった。首相の靖国神社参拝は、このような交流に水を
さす心ない行為だと思う。
日本の若者が歴史の不の遺産を感じずに、アジアの若者と親しくなれるのはいつのこと
だろうか。
683無党派さん:04/01/07 19:45 ID:pqgB33tR
(前略)
 だが、米紙ニューヨークタイムズは、手放しの楽観を戒める。4日付電子版の「ジョイレス・リカバリー(歓喜なき回復)」と題する記事は、米国経済の回復にもかかわらず、生産拠点の中国移転
などで効率の失業にあえぐ地域経済の実状を描写した。
 同紙の昨年末のコラムでは、辛口評論家のクルーグマン・米プリンストン大教授が、経済成長の恩恵に浴しているのは企業と高所得者層で、勤労者の所得はわずかしか増えていないという「断絶
状態」を指摘。「一国の経済がぜいたく品の好調な販売だけで繁栄できるものかどうか、やがてわかるだろう」と、成長持続への疑問を投げかけた。
 米国の産業に好都合のドル安が、世界に不安の種をまいていると指摘する記事も目立つ。米誌ニューズウィークの年末年始号に掲載されたガーテン・米エール大教授の「風の前の静けさ」と題する
論文も、そのひとつだ。
 教授は「米政府は輸出産業を有利にし、貿易赤字を減らすためにも、ドル安の継続を望んでいるが、制御は難しい」とドル暴落の恐れも否定できないことを示唆。ドル安が欧州など他の国々を苦しめたり、
各国の利己主義や対立を助長したりする危険もある、と警鐘を鳴らした。

アメリカマンセーで、アメリカの猿真似の小泉・竹下の経済政策。
684無党派さん:04/01/07 20:21 ID:Ck0254cK
首相の指導力に苦言 経済3団体“事始め”

「(小泉)改革はスピードが遅い。道路公団民営化は形ばかりになった。年金制度改革も十分でない」

 経済同友会の北城恪太郎代表幹事が乾杯あいさつで、こう苦言を呈した。

 会場にいた丹羽宇一郎・伊藤忠商事社長も「年金制度改革や日本道路公団の民営化は、
抜本的な改革を回避するばかりで全く進んでいないではないか」と批判。

小泉改革を応援してきた経済界にとっては、もどかしさを感じるらしく、「首相は構造改革、規制改革のスピードがにぶってきたのでは」(三木繁光・三菱東京フィナンシャル・グループ社長)などの不満も多く聞かれた
685無党派さん:04/01/08 07:24 ID:AtlIyoSs
ドル安円高 介入は愚策 米に注文付けよ
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 外国為替市場で年明け以降も、ドルが売られる展開となっている。対円では1ドル=106円台と3年4カ月ぶりのドル安水準に、対ユーロでは1ユーロ=1.27ドル台と最安値を更新している。
 米国経済は昨年7〜9月期に前期比・年率で8.2%の実質成長を記録した後も、各種の経済指標で見る限り、拡大を続けている。株価が堅調なのはその反映であろう。大統領選挙の年であることから、
引き続き景気重視の政策姿勢が取られるだろうとの見通しのもと、先行き楽観論が広がっている。金融当局にもドル安が景気を下支えしているとして、現状を容認する見解も出てきている。

 しかし、このドル安は手放しで喜べるものではない。景気回復の裏側で財政収支、貿易収支が5000億ドルもの大赤字となっているからだ。

 世界の基軸通貨国とはいうものの、無原則にドルを世界中に垂れ流したのでは、価値は下落せざるを得ない。それが緩やかであれば、大きな問題は引き起こさないが、崩落となれば世界経済に大打撃を与える。

 日本はこの期に及んでも、ひたすら、大量介入で対応している。通貨当局は「円高の進行は上向いている日本の景気の腰を折りかねない。徹底してドル買い介入を行い、相場の水準を押し戻す」という決意なのだろう。

 介入資金の手当ても、外国為替資金特別会計が保有する米国債を日本銀行に売却する段取りが進められている。さらに、03年度補正予算案と04年度当初予算案では合わせて60兆円もの同特会の上限引き上げが
盛り込まれている。

 これは大局を見失っているとしか言いようがない。



686無党派さん:04/01/08 07:24 ID:AtlIyoSs
 第一に、介入で相場の転換を図ることは、プラザ合意などの例外を除けば不可能だからだ。大規模であるとはいえ一国で達成できると考えているのか。この先も巨額の介入を続けることは、
むしろ、投機筋にドル売り安心感を与え、ドル安を加速しかねない。その結果として、同特会の含み損が増えることになる。

 第二に、世界通貨体制の視点が希薄ということだ。ユーロが創設されて以降も、ドルは安泰という雰囲気がアジアを中心に優勢だ。しかし、状況は変化している。

 資金循環面では、欧州から米国への流入は減少している。自国通貨を米ドルと固定し、経済再建を図ってきたアルゼンチンは、経済危機に見舞われた。

 ドルの威信は揺らいでいるのである。主要通貨に対してドルが売られているという現象は米国の経済運営に対する警鐘と受け取る必要がある。米国が経済でも唯一の超大国であることを
自任しているのであれば、ドル崩落の懸念を払拭(しょく)する節度ある財政運営に転換すべきなのである。

 いま、日本がやるべきことは、安易な市場介入ではなく、米国にこうした注文を付けることである。それが、日本のためでもあり、世界のためでもある。根本的には、米国のためでもあるのだ。
687無党派さん:04/01/08 07:36 ID:9Ic96H2b
日本のためには輸出産業の強化策に尽きるのだが、内需拡大とか公共事業にしか
関心が無いような報道は何故なのだろうか?
道路や高架を作る場合の必要となる材料はすべて輸入である。
アスファルトもセメントも鉄鋼等はすべて輸入に頼っている。
そのために外貨を稼ぐ必要があるのだが、資源の無い日本で外貨を稼ぐ手段となるものは
自動車や電気といった所謂輸出産業しかないのだが、それら産業を保護せずに
生産性の無いゼネコンや銀行を保護している。おかしなものだ。
688無党派さん:04/01/08 10:52 ID:AtlIyoSs
 「いずれの国も自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」という
憲法前文はつい先日の小泉首相の発言です。もしこの言葉が首相自身の信念から
のものであったとしたら、今回の靖国神社参拝という傲岸不遜(ごんがんふそん※)な
態度との整合性は一体どうなるでしょうか。
 二十世紀前半、日本は世界中を相手とした侵略戦争に明け暮れ、三百万人を超える
国民と、二千万人を超えるアジア諸国民の生命を奪ったといわれています。
その侵略戦争に全国民を動員する精神的な支柱だったのが靖国神社であったことは、
まぎれもない事実です。だから過去の日本の侵略で言葉に言い尽くせないさん害を
受けた中国や植民地支配に苦しめられた韓国、朝鮮から、再三再四、歴史認識に
対する批判や要望が数多く出されたのだと思います。
 深い池の底から空にポッカリ開いた小さな穴からしか世界を見ないで下さい。
世界とは米国なりとの感覚しかない小泉首相には憲法前文に立脚した行動を
切望します。
689無党派さん:04/01/09 15:18 ID:ug6O4u65
 「君は舟なり、庶人は水なり。水はすなわち舟を載せ、水はすなわち舟を覆す」(荀子)
 政治権力は水の上に浮かぶ舟のようなもの。水は国民大衆。水は舟を載せることもあり、また覆すこともある。同様に、政治権力が成り立つか否かは国民の支持の有無にある、という意味の格言。

 2004年夏の参院選は小泉内閣にとって最大の試練である。歴史的にもきわめて大きな意味をもっている。21世紀の日本の進路を決める選挙であると言っても過言ではないと思う。
 自民党衆議院議員の伊吹文明元労相の新聞『いぶき』1月1日号の一面トップの見出しは「勝者なき総選挙、決着は参議院選へ」。ここに政界の平均的な見方が示されている。小泉首相は3年前の2001年夏の参院選で勝った。
小泉政権はこの勝利で力をつけ、3年間政局を引っ張ってきた。2003年9月20日の自民党総裁選でも勝った。しかし2003年11月9日の衆議院総選挙では民主党と引き分けた。公明党の支援でやっと勝った。自民党としては、
形式上は勝利、実質的には敗北という結果となった。自民党単独では民主党に勝てないことも明らかになった。自民党はすでに独自の力で政権を取り、維持できる力を失ってしまっている。
 2004年夏の参院選において、小泉政権の真価が問われることになる。小泉首相にとってきびしい審判が下る可能性が高いと私は予想している。もちろん自民党は公明党・創価学会に全面的に依存する。
参院選選挙区のうち二人区と一人区では公明党・創価学会の支援を受ける。自民党はあたかも創価学会という釈迦の掌から出ることができない孫悟空のような存在になってしまっている。
 小泉政権は2003年11月総選挙のあと「勢い」が落ちた。下降局面に入ったのである。世論調査の支持率も下降気味。小泉構造改革の目玉の道路公団改革も事実上挫折した。ブッシュ大統領との約束を果たすためにイラクへの自衛隊派遣を決定したが、
いちいち公明党・創価学会の了承を事前に得なければ一歩も前に進むことができない。
690無党派さん:04/01/09 15:20 ID:ug6O4u65
しかも、戦後初めての自衛隊の本格的な海外派遣決定に際して行った小泉首相の記者会見は、とうてい国民を納得させるものではなかった。いわゆる「首相の説明責任」はまったく不十分なものだった。
 第一に小泉首相は憲法第9条に言及しなかった。憲法前文の一部をつまみ食い的に引用して自衛隊のイラク派遣を合理化したが、これによって小泉首相は憲法第9条を事実上棚上げした。
 これでいいのか――これは04年通常国会の論戦の中心テーマになる。憲法第9条を今後守るか守らないかの問題とともに、内閣が公然と憲法第9条を無視して、法を基礎にした政治が成り立つかという
国のあり方も問題にされなければならない。小泉首相のやったことは憲法解釈の変更とは違う。憲法の重要条項の事実上の凍結である。これは憲法違反行為であり、野党は小泉首相の責任追及を強める。
 もう一つ重要な法的問題がある。イラク特措法上の「非戦闘地域」の問題である。常識的にはイラク全土が「戦闘地域」であり、「非戦闘地域」が存在するという小泉首相の判断には無理がある。
いまの時期の自衛隊派遣にイラク特措法を適用することは法律的には違法行為の疑いがある。
この問題も通常国会の論戦のテーマになる。
 小泉首相は「日米同盟と国際協調」を旗印にしてイラクへの自衛隊派遣を合理化してきたが、これが問題のすり替えであることは国民の知るところとなっている。小泉首相の矛盾だらけの言辞に国民は気づき始めており、
小泉親衛隊といわれるような一部巨大マスコミも小泉擁護ができなくなっている。



691無党派さん:04/01/09 15:21 ID:ug6O4u65
 2004年通常国会のテーマはイラク問題だけではない。増税・福祉削減の国民負担増、地方切り捨て的な地方改革、道路公団民営化問題が議論される。いずれも夏の参院選を睨む展開となる。
 通常国会で議論される重要な政治問題は、夏の参院選において有権者の審判を受ける。
 有権者は三つの傾向に分かれる。一つは小泉政治支持層。いわゆる「勝ち組」が中心である。これには自民党支持者だけでなく公明党支持者も含まれる。二つは反小泉層。民主党、共産党、
社民党の支持者だけでなく政治的に関心の高い無党派層も含まれる。いわゆる「負け組」がこれに加わる。
三つは政治そのものへの無関心層。この無関心層が増加すれば投票率が低下し、創価学会票頼みの小泉政権に有利になる。
 無関心層増大の背景の一つとして注意すべきことは、ニヒリズムと諦めの感情が国民の間に広がっていることである。ここに小泉政権がつづいている要因の一つがある。逆に見れば、
小泉政治は国民を絶望させることに成功し、それによって政権が維持されている、ということにもなる。
 2004年夏の参院選を左右するのは投票率である。低ければ小泉首相に有利、高ければ民主党に有利――と言ってよいと思う。投票率が急上昇したときは小泉政権は危機に立つだろう。
 小泉政権が信任されれば、米国従属、経済縮小、憲法第9条凍結の小泉政治がつづくことになる。反対に小泉首相が敗北すれば、非常識な小泉政治は終わるか、ストップがかかる。これは日本再生の一歩になる。
692無党派さん:04/01/09 18:23 ID:Cod6sIEx
★日本経済「大恐慌と同じ兆候」と懸念★
アメリカ・ブッシュ政権の経済政策の舵取りをする大統領経済諮問委員会の
マンキュー委員長は8日、日本経済の現状について、
「1930年代の大恐慌と同じ兆候が出ている」と述べて、
改めて懸念を表明しました。

大統領経済諮問委員会の マンキュー委員長は8日、
訪米中の中川経済産業大臣との会談で、
「日本経済は難しい時期にあるが、
デフレ圧力や金融不安を無くさなくてはならない」 と述べました。
 
もともとハーバード大学のマクロ経済学の教授でもあるマンキュー委員長は、
日本は大恐慌に見舞われた1930年代のアメリカに 似ており、
同じような兆候が出ていると 懸念を表明しました。(以下略)
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline885451.html
693無党派さん:04/01/09 19:49 ID:q33qkMoj
このスレの>>1は、マスコミ板でも有名な醜屍という精神障害者である。
こいつの本名は荒川和晴。
逮捕暦もある真性の売国奴である。

694無党派さん:04/01/10 17:06 ID:VNSmiguT
小泉がやってることは、日中戦争前後の軍国主義体制確立のために行った
高度国防国家成立の各種政策と体制作りに同じ。民主主義を否定するテロそのもの。
695無党派さん:04/01/13 20:46 ID:48hf6tdG
新スレ立ちました。
心置きなく批判的立場から、小泉内閣の政策実績について検証していきましょう。

http://society.2ch.net/test/read.cgi/giin/1073994295/l50
696無党派さん:04/01/14 02:30 ID:f2/q8HM0
批判的な立場でのスレと言いながら、小泉信者に呼びかける醜屍主催の
このスレは終わらないのか・・・
697無党派さん:04/01/14 13:41 ID:QB6XCvG7
議論ができずに負け惜しみ。
永遠の引き篭もりでありテロリストである糞ウヨ小泉信者晒し上げ(w。
おまい、このスレの最初に論点を提示してやったにもかかわらず、現実逃避を
繰り返していて、ほとぼりが冷めた頃に、負け惜しみ言ってオナニーしてんじゃ
ねえよ(藁。
>>696
698米田建三の元秘書逮捕!:04/01/14 13:42 ID:JVfI1FzA
仙台のパチンコ店、事件もみ消し 元公設秘書、口利き?
http://www.sankei.co.jp/news/morning/14na1001.htm

十四年五月ごろから、自民党の米田建三前衆院議員の
私設秘書を務めていた。

※ 市川和久(元米田建三秘書) 容疑者逮捕目前!! 
699無党派さん:04/01/14 16:26 ID:QB6XCvG7
政治とカネの問題には、相変わらず知らん振りの小泉だな。
700無党派さん:04/01/14 17:20 ID:q9E0mndT
>>699
民主党もなー。
政治献金は募金も含めて1円から公開とかいうマニはどうなったんだろ。
701無党派さん:04/01/14 19:30 ID:f2/q8HM0
>>697
 じゃなくて、批判的なスレなんだから小泉信者は来れないでしょ?人の
質問から逃げないで?人の質問に答えられないのに、議論するってありえない
でしょ?俺は議論は逃げてないよ、醜屍の納得いく小泉の政策
実績なんてこの世に存在しないと何度も書き込んでる。
702無党派さん:04/01/17 17:33 ID:2SkAmozE
>>701
実績もビジョンも示せないくせに、対案・代案出せ、小泉以外に誰がいると
開き直って、議会制民主主義を否定するテロ?

703無党派さん:04/01/17 17:35 ID:2SkAmozE
派遣? 派兵? 海外出動?

  陸上自衛隊の先遣隊がきょう、イラクに出発する。共同の記事は「イラク復興支援特別措置法に基づき、陸上自衛隊初の戦時派遣≠ニなる」と書いている。先遣隊の情勢報告を受けて、陸自本隊に派遣命令が出され、月内にも出発することになる。

  自衛隊のイラク派遣については、しつこく書くつもりだったが、どうしても筆(ではない指)がそちらに向かわなかった。書くたびに無力感が強まるからだ。自分にできることはせいぜい、このコラムに書くことと、たまに市民集会に行くことぐらい。
その間に派遣の既成事実がどんどんつくられていく。

  国民の大半は派遣に反対だと思うし、政府の説明は不十分だと考えているはずだ。それでも、選挙で与党が過半数を占めたことを理由に派遣が押し進められる。小泉首相の口からは「日米同盟重視」と同義語のように「国際協調」という言葉が出てくる。
米英に同調してイラクに軍隊を派遣している国の数も、賛成派と反対派では位置付けが違う。近ごろのこの国では、言葉の意味にも無力感が漂う。

  こうして使っている「派遣」という言葉もまた宙に浮いている。昨年暮れ、この日記の「愛読者」だといわれる方から、メールで「イラクへの自衛隊『派遣』。あれは、『派兵』ではないでしょうか」という指摘をいただいた。たしかに一理あると思う。

  一方、同僚の編集委員が最近書いたコラム記事によれば、ちょうど半世紀前の1954年、自衛隊発足前に、参院本会議で自衛隊の海外出動禁止決議が採択されているという。この時点では、自衛隊が国外に出て行くことを表現する用語は「海外出動」が
普通だったと思われる。

  「海外出動」でも「派兵」でもなく「派遣」。この言葉の使い方こそが、憲法をぎりぎりまで拡大(ないしわい曲)解釈し、戦後日本の理念を、外見上はそのままにして内実を無力化したことの表れではないだろうか。

704無党派さん
■陸自派遣――ほんとうの開国とは


 陸上自衛隊の先遣隊がイラクへ向けて旅だった。実際には、いずれ550人規模となる部隊派遣の皮切りである。

 私たちは、米軍の占領を実質的に手助けする現時点での自衛隊派遣には反対だ。しかし、派遣が現実となったいま、隊員の安全な任務遂行と、
一日も早い帰国を願うのは、派遣の賛否を超えた国民の多くの気持ちでもあると思う。

 ところで、小泉首相は自衛隊派遣が新たな「開国」だと言い始めた。明治維新ではそれまでの鎖国論者がみな開国派になったように、
いまは反対する人も、時がたてば支持するようになるというのである。

 政治家は明治維新を持ち出すのが好きだ。近代国家への大転換期と現在を重ね合わせることに魅力を感じるのだろう。それにしてもこの例え話は粗雑に過ぎる。

 首相はこう言う。「全世界がイラクに安定した民主政権をつくるのに汗を流している」。自分さえよければという一国平和主義、
つまり「鎖国」ではなく、世界と協力して日本の平和を期す「開国」をしよう。自衛隊の派遣こそ、その証しだと。

 しかし、いま本当に問われているのは「鎖国か開国か」ではない。一国平和主義が私たちのとるべき道でないことははっきりしている。
問われているのは、どういう「開国」が世界と日本のためかである。