1 :
太陽の季節:03/09/23 00:31 ID:GBm+0/Xy
2 :
無党派さん:03/09/23 00:33 ID:HawcnFGO
2げっとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
安倍:私の方こそ、石原さんには大きな感化を受けているんですよ。
平成7年四月、石原さんは議員勤続二十五年の表彰に対する答礼
演説で、『日本は国家として明確な意思表示さえできぬ、さながら
去勢された宦官のような国家に成り果てている』という言葉を議場に
投げかけ、突然辞職されました。あの時、一回生議員として最前列に
いた私は、強い衝撃を受けました。
というのも私が初当選した平成5年当時、自民党は野党でした。
何とか政権を奪回すべく、首班指名で社会党の村山富市委員長に
一票を投ずるというサーカスみたいなことをやった。それをしなけ
れば自民党はバラバラになっていた可能性もあり、おそらく長い目で
見れば国益に添ったことだったのでしょうが、社会党はその時点では
日米安保に反対する立場を変えておらず、日の丸・君が代についても
旧来の方針を捨ててはいなかった。自民党にとって、大きな賭けで
あったことは確かです。
石原:あの首班指名投票で、中曽根さんなどは欠席しましたからね。
安倍:政権に戻り、ポストを奪還したことで満足するような弛緩し
た空気が自民党の中にもあったと思うんです。しかし皮肉にも村山
内閣は戦後五十年の節目にあたり、不戦決議のような形で、国家の
基本理念がずるずる骨抜きにされていきかねない。そうした危機感が、
私や私の仲間たちにはありました。そこへ石原さんが、『宦官』と
いう強い言葉を使われて、辞表を叩きつけた。思わず覚醒するような
ショックを受けたんです。
石原:あの時の演説が安倍晋三というこれから大事な政治家に少しは
影響を与えていたのだとしたら、光栄の至りですな(笑)。
安倍: 〜(前略)〜 私は、あの時の石原さんの演説を聞いていて、
やっぱり政治家ははっきり言うべきことを言わなければいけないんだ、
という意を強くしたんです。
石原:私は去年の夏に小泉総理に会った時、女房の親戚筋という気安
さもあって、「純ちゃん、田中真紀子なんぞを連れてきて外務大臣に
据えたツケはえらく高くついたな」と言ったら、「うーん」と苦笑し
ているので、「それをリカバーするのに、北朝鮮のカードを君の手で
めくれよ」とアドバイスしたんです。有本恵子さんの誘拐について
よど号事件の犯人の元妻が自白していたし、自沈した工作線を早く
引き揚げ犯罪行為の証拠をつかみ、金正日に突きつけたらいい、と。
そしたら急に平壌に行くというのでびっくりした。その後アメリカ
に横田基地の問題で行く用事があり旧知の向こうの要人に会ったら、
「われわれは小泉総理が国連本部に来た際に、アメリカがつかんで
いる北の核の情報を散々ブリーフィングした。しかし彼の金正日との
手ぬるい交渉を見ている限り、事態の深刻さをどれほど認識している
のか疑問だ」とこぼしてもいた。私も同感ですね。どうも総理はまだ
ジグザクしている観が否めない。座標軸があなたのように定まって
ない。何にどこで気兼ねしているのかわからないけども。
***(中略)***
石原:とはいえ、金正日との会談の折にあなたがそばにいなかったら、
大変なことになっていたと思いますよ。〜(中略)〜役人だけなら、
盗聴なぞございませんと相手の善意を闇雲に信じて手玉にとられる
のが関の山です。あなたのような人が横にいたことで、総理は去就
を根本的に誤らずに済んだ。そういう女房役がいたことは、とても
貴重だったと思います。
安倍:過分なお褒めで恐縮です(笑)。
石原:少し話は変わりますが、あなたは政治家として判断する時に、
何を最大の拠りどころにしていますか?
安倍:自分はいま本当に国のために言っているのか。端的に言って、
それが基準です。自分の選挙のためや、栄誉や出世のためではなく、
純粋に国のためを想っているのかどうか。そこに確信が持てれば、
気持ちの上でたじろがなくなると思うんです。
石原:まったくその通りだね。ただ、頭で考えて収斂されて出てくる
国家に対する意識と違って、ごく自然に身体の裡にそれを身につけて
いる人とそうでない人とがいるんだよねえ。そういう国家意識がまっ
たく欠如している国会議員がそのへんにゴロゴロいるのはなんとも
情けない話だし、本当に不可解でならない。
私はあなたあたりが核になって、日本という国家にとって、今の
憲法は本当に歴史的正当性があるのかどうか。そういう議論を国会の
中で提起して欲しいと本気で期待してるんですが、どうですか?
安倍:かつて石原さんは若い頃に、中川一郎さんや渡辺美智雄さんら
と青嵐会を作られた。当時はとんでもなく過激なことを言っていると
思われていたようですが、今になってみるとあの時言われていたこと
は正しかったことがはっきりしてきましたね。 〜(後略)〜
石原:〜(前略)〜 だからあなた方の世代が強いリーダーシップを
とってやったらいい。アメリカのクリントンだって、イギリスのブレ
アだって、四十代でトップになった。
安倍:心して頑張ります(笑)
石原:若い世代が中心になって大きな変革をやる時には、シニア世代
の産婆役がいると思うんです。
昔はそれこそ岸総理だって辞めた後も存在感あったし、佐藤栄作さ
んや椎名悦三郎さんもそうだった。片や財界にも土光敏夫、大槻文平、
水野成夫といった錚々たる人物が揃っていた。そうしたシニアの大立
者が、ある国家的プロジェクトが行われる際には後ろ盾となり、若い
世代が実務を担う見えないキャッチボールがあって物事が進んでいっ
たんです。どうも今はそういう人物がいないねえ。 〜(後略)〜
安倍:石原さんに産婆になって貰える人はラッキーですね(笑)
石原:いやいや、私なんか名前が挙がるだけ名誉で迷惑な話ですよ。
***(中略)***
石原:あなたにはしっかりやってもらわないと。総理が役人に騙され
ないよう、そばでマインド・コントロールするぐらいのつもりで(笑)。
最後に聞きますが、これからの総理になる人に一番大事な条件は
なんだと思いますか?
安倍:長い間、国益ということを前面に出してはいけないかのような
錯覚がありました。しかし、政治家には国民の税金を使って国民の生
活を豊かにしたり、安全を守ったりする義務がある。それはイコール
国益だと私は考えています。ですから総理の条件は、まず国益を第一
に考えることだと思います。
石原:あなたのような観念・理念に惑わされないリアリストが出て
きて、それほど声高に語らなくても国家に対する熱い想いがあると
いうことは、国民は愚かじゃないからちゃんと分かっている。あなた
に対する期待は、そこだと思います。頑張ってください。
安倍:ありがとうございます。
7 :
無党派さん:03/09/24 00:08 ID:bVkCEQpV
>>3-6 (・∀・)イイ!
とくにここが(・∀・)イイ!
↓
石原:少し話は変わりますが、あなたは政治家として判断する時に、
何を最大の拠りどころにしていますか?
安倍:自分はいま本当に国のために言っているのか。端的に言って、
それが基準です。自分の選挙のためや、栄誉や出世のためではなく、
純粋に国のためを想っているのかどうか。そこに確信が持てれば、
気持ちの上でたじろがなくなると思うんです。
8 :
無党派さん:03/09/24 20:57 ID:pYTIn1Eq
9 :
無党派さん:03/09/24 21:03 ID:aQ8q6TMS
安倍ちゃんは地元がしっかりしているからしがらみがないんだよ。
私も山口県に住んでいるが、山口の風土って「お国の為に一旗挙げて来い」って考えがある。
だから安倍ちゃんや高村さんは選挙のことを考えずに自分の意見を貫けるんじゃないの。
10 :
無党派さん:03/09/24 21:05 ID:aQ8q6TMS
嗚呼・・ちなみに管直人も山口だった。
今日のワイドスクランブルでも管直人が「同じ山口県出身としておめでとうと言いたい」って。
山口県民は管直人は山口県出身とは認めていないけど。
11 :
無党派さん:03/09/24 21:08 ID:KU+CJBTy
12 :
無党派さん:03/09/25 23:57 ID:q4pUgXVj
age
13 :
無党派さん:
まさかNAISからいきなり幹事長が出るとは思わなかった。
10年は先の遠い未来のことと思っていた。