113 :
無党派さん:
党のイメージアップの方法はないか?
対策に苦慮する菅直人民主党党首であった。
そのためには、広報の専門家との打ち合わせが必要だ。
それも徹夜でやるくらいの意気込みを示すべきだろう。
その様な決意の元、党首じきじきにホテルのスィートルームを予約する。
これで心おきなく戸野本優子さんと打ち合わせが出来る。
何事も党のためだ。
スィートルームの出費など何てことはない。
そして菅党首はこうも考えた。
大勢だと船頭多くしてになりやすい。
ここは党首と広報のプロである戸野本優子さんの二人だけで詰めるべきだろう。
徹夜でのディスカッションが続く。
ある時は激しく、ある時は秘やかに、民主党イメージアップのための濃密なディスカッションが展開されたのである。
そして朝、疲労を癒すべく二人はシャワーを浴びることとする。
ホテルにシャワーはつきものなのだから、当然と言えばこれほど当然なことはない。
いささかの雑音は生じたが、これも一重に民主党を愛すればこそ。
ニュース23の番組で菅党首の説明を聞いた筑紫哲也氏は何ら問題ない行為だと太鼓判を押してくれた。
筑紫氏の支持表明は、菅党首の行動が賞賛されこそすれ、非難されるに当たらないことの一つの目安となるであろう。
相応の知識人にして、始めて理解できる菅党首の崇高な政治活動と言えるのである。