http://mytown.asahi.com/saitama/news02.asp?kiji=4025より引用 県内の民主党国会議員、意見分かれる
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民主党と自由党の合流問題が大詰めを迎える中、朝日新聞さいたま支局は6日、
県内の民主党国会議員10人の賛否を聞いた。党をひとつにする合併に賛成した議員は3人、
合併までしなくとも統一会派結成は容認すると答えた議員が4人と、自由党と一体となって
自民党に対抗していこうという議員が過半数を占めた。一方で明言を避ける議員が2人いるなど、
党本部の混乱と同じ状況が県選出の議員の中にもある。党政調会長の枝野幸男衆院議員は反対の立場をとっている。
質問内容は、(1)合併への賛否(2)その理由(3)合併反対でも、合流ならどのレベルが可能か、の3項目。
●それぞれの意見
現時点で自由党との合併に賛成と明言した議員は3人。山根隆治議員は「現状打破には2大政党制が必要。
しかし民主党だけでは心もとないと感じる有権者もいる」と、合併による支持者の拡大を期待する。
一方で明言を避けた上田清司議員は「合併合併で進むのではなく、自由党と先にきちんとルール作りを
するのが先決」と話す。「(比例区の順位をどうするかなど)きちんとそれぞれの議員が生き残れる仕組みを作らないと」
枝野幸男議員は政策の一致をみないうちに合併、合流するのは「反対だ」とする。
「一緒になるメリットもある。しかし有権者は政策をみており、選挙本位で物事を考えるのは反対だ」と言い切る。
これまで民主党では各議員の出身母体の違いから、足並みがそろわない事態があった。木下厚議員は「烏合(うごう)の衆に
ならないよう、まず安保、歴史認識、外交といった大きな柱での合意形成を図るべきだ」と力を込める。
一方、旧社会党の田並胤明議員は合併については「最低限憲法問題などの政策が一致しないうちは時期尚早」とし、
「統一会派を作り互いを知ってから」とする。また元社会党県議団長の藤井俊男議員も「統一会派作りは賛成だが、
党を知るために時間をおいた方が良い」と語った。