ttp://www.asahi.com/politics/update/0323/006.html 参院新潟補選で自民が候補差し替え 党の支持率落ち
4月28日投票の参院新潟補選に自民党公認で立候補予定だった前県議会議長の高橋正県議(66)が23日、
立候補辞退の意向を表明した。内閣も党も支持率を下げ、鈴木宗男、加藤紘一両氏の問題が追い打ちをかけるなか、
高橋氏では民主、自由、社民3党推薦で立候補予定の無所属新顔に勝てない。自民党執行部がそう判断し、
新潟県連に再考を促した結果だ。
高橋氏は同日夜の新潟県連の会合に出席。出席者によると、高橋氏は「おりるつもりはなかったのに、
引きずりおろされた」と述べたという。
自民党幹部は同日、立候補断念の理由について(1)県連の調査では女性、若者の層にほとんど支持がない
(2)地元選出で国民的人気の高い田中真紀子氏が高橋氏支援に難色を示していることなどを挙げた。
県連の会合の複数の出席者によると、県連会長の栗原博久代議士は「高橋氏をおろさなかったら、
(あなたを)落選させると真紀子さんに言われている」と述べ、差し替えに理解を求めたという。
民主党などは黒岩秩子前参院議員の長男で元参院議員秘書の宇洋(たかひろ)氏(35)を擁立している。
高橋氏には、連立を組む公明党からも「負ける。うちは動かない」(幹部)と反発が出る始末。
この補選には首相も応援に入る予定だが、それで負ければ政権はますます傷つく。
4月11日の告示まで2週間余り。自民党はぎりぎりの段階で異例の候補者差し替えを決めた。
自民党は今後、新たな候補者選びを急ぐ。党の独自調査では「春の4大選挙」と呼ぶ
他の横浜市長選や京都府知事選、衆院和歌山2区補選の数字も決して良くはない。
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