1 :
無党派さん:
保守とリベラルの二大政党を作ろう。
2 :
無党派さん:01/12/07 16:13 ID:lvMd2qYY
民主党から右翼を追い出すのが必要ですね。
だいたい菅の路線がリベラルでは?
3 :
無党派さん:01/12/07 16:18 ID:O8Ct98Uq
リベラル党は その名の通り自由党
組織がない自由党
労組から支持された社民主義政党がリベラル自由主義なはずない
自民党、公明党、社民党、共産党は言わずもがな
4 :
無党派さん:01/12/07 16:19 ID:lvMd2qYY
アメリカ民主党だって労組から支持されている。
5 :
無党派さん:01/12/07 16:21 ID:O8Ct98Uq
はいはい 民主党はリベラルですね
(どこがだよ!)
6 :
無党派さん:01/12/07 16:26 ID:WdnBF0nK
ID:O8Ct98Uq
盲信者さんよ、小沢マンセー病もいいが他党を貶して自由党を称えるのは、
自由党スレで思いっきりやっとくれよ。その口害こっちまで持ち込むなよ。
7 :
無党派さん:01/12/07 16:36 ID:/Wwq/4r1
>>2 何をもってリベラルというのか、何をもって保守というのか、
何をもって左翼というのか、何をもって右翼というのか、
いちおう定義しておかないと、ただのレッテルの貼りあいにしかならない。
ただ、人それぞれ政治的立脚点が異なるのでその立脚点からみた「政治風景」は、さまざま。
新社会党支持者からみれば、自由党は極右で、民主党は右翼だそうだ。
維新政党新風支持者からみれば、自民党はサヨクだそうだ。
そういう意味では、なかなかコンセンサスを得るのはむずかしい。
2さんは、「民主党から右翼を追い出せ」と主張しているが、
私から見て、民主党には、少なくとも国会議員レベルでは、保守はいても右翼はいないと思う。
もうこの点で、認識がちがうんですよね。
もう話をかみあわせることは困難でしょう。
しかし、仮に「右翼」がいたとしても、私は政党、とくに政権の担当を狙う大政党ならば、「純潔主義」をとるべきではないと考えます。
自らの意思で出て行かないのなら、追い出す必要はありません。
政党の理念が、リベラルなら、国会議員の70%程度がリベラルでいいと思う。
残りは、保守主義者でも社会民主主義でもいいと思う。
民主党はそんなもんでしょう。
自民党はもっと複雑。
保守30%、リベラル30%、右翼3%、残りは理念・哲学なしの利権屋など37%
8 :
無党派さん:01/12/07 16:39 ID:vXkLheV2
なに言ってんだよ。
世界のリベラル政党、アメリカ民主党、イギリス労働党、ドイツ社会民主党
みんな労組に支持された、新社会民主主義の政党じゃねーか。
日本民主党も新社会民主主義のリベラル政党。
保守自民に対抗して二大政党の一翼を担えるリベラル勢力は日本では民主党だけ。
自由党は自民に捨てられて民主にシッポ振ってるだけだろ?
9 :
無党派さん:01/12/07 17:00 ID:/Wwq/4r1
無党派さん :01/11/29 00:08 ID:qI2kFHPdさんの政党色分け表+若干修正
政党色分け表
○自民党
利権選挙互助団体、路線は保守?まぁ利権を保守するという意味で、金持ちには優しいね。
小泉改革と言っても支持の中核が「医師会」「大樹会」などの規制で守られている団体と公共事業に依存している「土建屋」では・・・。
改革は期待できるのか疑問。
メキシコの野党、制度的革命党とそっくり。
○民主党
米・民主党、英・労働党が進める「第3の道路線」(ニューデモクラット、ニューレイバー)が身上。
言われているほど路線は不明確ではない。
もめるのは党内民主主義が働いている証し。
ちなみに、鳩山代表の唱える党の理念は、ニュー・リベラル。
○自由党
自由競争とそれを実現する機会均等を身上とする。
小沢私党を脱することが出来れば、新保守層の受け皿。
ただし、自由党は「国際民主同盟」(いわば保守主義インター)ではなく、
「自由主義インター」にオブザーバー加盟。
○共産党
民主集中制を採用している限り、個人的には信用が出来ないね。
オウム議員しかいない、無味乾燥政党。
党名変更、綱領見直し、民主集中制の廃止をしない限り、国民政党にはなれない。
○公明党
一般人には関係のない政党。
カルト教団(フランス認定)を支持母体とした政党。
○社民党
護憲の呪縛から逃れられない政党。
党の路線としてはフランス社会党のように「第三の道」路線より「連帯・共生」を重視したいのだろうが
経済政策に弱く、非現実的な安保政策にこだわる党の方針は社民政党としてはいかがなものか。
「頑固に平和」では、アメリカや周辺諸国は納得してくれないだろう。
○維新政党・新風(おまけ)
まあ、右翼政党あるいは真正保守政党。
泡沫政党のレベル。
10 :
無党派さん:01/12/07 17:45 ID:/Wwq/4r1
教科書的な定義ですが、
リベラルとは、市場メカニズムの行きすぎによって生じる不公平や環境破壊などを是正するために、
政府による積極的な公的規制や介入を認める立場。すなわち、「大きな政府」を認める立場。
ただ、最近のリベラル派は「大きな政府」への反省からやや軌道修正し、
社会的正義・公正というリベラル派の目標を掲げながら、「政府か、市場か」という二者択一に反対している。
新保守主義と同様、企業の活力と市場の有効性をみとめつつ、他方でリベラル同様、社会的正義・社会的公正の実現を掲げている。
アメリカのクリントン前政権の立場。
ニュー・デモクラットなどと呼称されているそうだ。
鳩山民主党の掲げる理念である「ニュー・リベラル」もほぼこの立場。
小沢自由党も、「ニュー・リベラル」なのかもしれない。
11 :
無党派さん:01/12/08 13:29 ID:wUgUYEhT
>>8 リベラル=自由主義と、社会民主主義(社民主議)をいっしょくたにするなよ。
とりあえず、政治学の教科書読め。
英労働党、独社会民主党は社民であってリベラルではない。
両党とも「社会主義インター」に加盟している。
12 :
無党派さん:01/12/08 13:37 ID:0/6QGPem
世界の政党、政治学の常識として、
保守主義、自由主義(リベラル)、社会民主主義(社民主義)、共産主義を分かつのは、
>>10の言うような経済政策や、社会政策だ。
日本のように、安全保障政策が右派と左派を色分けする最大の要素となっているのは非常に特殊。
だから、議論も成り立ちにくい。すぐ、ウヨサヨ論議になってしまう。
13 :
無党派さん:01/12/08 13:40 ID:Z3o5riZm
社会主義重視だけですぐに左翼となるのはおかしい
14 :
無党派さん:01/12/08 14:10 ID:JqFncfRS
民主党はどう考えても社民主義だろ おばかな保守の議員や支持者が言ってるだけ
15 :
無党派さん:01/12/08 14:21 ID:lMy1F23K
>14
鳩山由紀夫代表は、99年の代表選で「ニューリベラル」を掲げて当選した。
代表が鳩山である以上、どう考えても民主党はリベラル。
社民主議を標榜する人間が、来秋の代表選で勝たない限りは変わらない。
16 :
無党派さん:01/12/08 15:25 ID:sfumM1jy
>>14 >>15 しかし、新社民主義( ブレアのニュー・レイバー路線=「第三の道」路線)と新しいリベラル(とくにアメリカ民主党のニュー・デモクラット路線)は、
政治潮流としては、異なるが政策的にはほぼ同じになってきているように見える。
簡単に言えば「経済における自由主義、生活における社民主義」ってとこかな。
17 :
無党派さん:01/12/08 16:08 ID:lMy1F23K
>16
英米のように2大政党制の場合は、
「メディアン・ヴォーター」定理で説明できるように、2大政党とも「中道化」することはあり得るぐらいで、
リベラルと社民の差などほとんどないが、多党制の日本には当てはまらない。
そもそも、米民主党の「リベラル」は特殊だし。
日本の場合は、保守とリベラルほどの差はないにしろ、リベラルと社民の差は厳然としてあるし、
今後もそうだろう。
18 :
>リベラベルうんこ:01/12/08 16:12 ID:hdrTnq/u
19 :
無党派さん:01/12/08 16:25 ID:WQJBLAnG
>>11 お前は、学生か?
教科書で読んだ知識しかないらしいな。
英労働党のブレア、ドイツ社民党のシュレーダーが今、何をやってるかも知らんのか?
新聞ぐらい読め、馬鹿が。
90年代に入って西欧の社会民主主義は新たな進化を遂げたんだよ。
新社会民主主義は従来の社会民主主義とはまったく違う概念を導入した。
つまり自由主義だ。
アメリカレーガン、イギリスサッチャーの新自由主義の合理性に学びつつ
社民主義的な社会的公正の理念との融合を試みた新しい思想が新社会民主主義だ。
日本の民主党も西欧の新社会民主主義の概念を手本にしている。つまり彼らは
リベラリストであり社民主義者、新時代に適応するため両方の長所を受け入れ
進化した新社会民主主義者なんだよ。
教科書には、まだそんな最新情勢は載ってないだろうがな。
20 :
無党派さん:01/12/08 16:35 ID:LsxhCxbk
>>19 同意。
ただ、民主党はともかく、日本の社民党は、依然として安保政策を与野党の主要な対立軸にする「55年体制」的発想から脱却できていない。
欧州の社民主義のように経済政策、社会政策等を対立軸に据える発想に転換してほしい。
21 :
無党派さん:01/12/08 20:24 ID:zW4IlaSR
取り敢えず言葉の定義がないと、どうにも。
アメリカ・リベラル=その名の通り米民主党のこと。極めて特殊
ユーロ・リベラル=基本的に自由主義インターに加入していること。加自由党もココ。
欧州型社民主義=社会主義インターに加入しているのが基本。英労働党、独SDP。
まずクリントンが世界最初の第三の道(クリントン自身はこの言葉を使ってないが)
を開拓する。レーガノミクスを取り入れつつ、構造改革、規制緩和、財政再建、
社会保障の充実などを同時に達成する。
次の異変はカナダで起こる。ユーロリベラルの旗頭であるカナダの自由党が
第三の道を持って政権を奪取する。極めて充実した高福祉高負担と同時に
クリントンとのNAFTAを通じて、自由市場・自由貿易を推進した。
やがて新大陸での潮流を取り入れ、それを「第三の道」と名づけた
トニー・ブレアが登場。欧州での第三の道政権のさきがけとなる。
やがて次々に欧州大陸に波及していき、特にドイツSDPの
ゲルハルト・シュレーダーはブレア路線を強調し、ゲルハルト・ブレアと
まで揶揄されるようになる。
というわけでアメリカ・リベラル≒ユーロ・リベラル≒欧州型社民主義
で政策に差は無い。日本でも小沢自由党と土井社民党が統一会派という
話まで飛び出している。これからが楽しみ。
22 :
無党派さん:01/12/08 21:05 ID:bbtYvAWG
>>21 非常に勉強になります。
私も、うまく説明する能力がなかったのですが、だいたい同様の認識を持っていました。
しかし、日本の社民党は、「護憲原理主義」の呪縛から解き放たれない限り、欧州型社民への道は遠いのでは…そう感じています。
23 :
無党派さん:01/12/08 21:10 ID:puFzllEc
>>1 新党自由と希望(別名新党リベラル)はいかが?(苦笑)
24 :
無党派さん:01/12/08 21:44 ID:OWzuhmwe
リベラルを模索する流れとしては注目された。
しかし選挙では、小泉旋風の前に創価批判だけが特出し、
リベラルが争点にはならなかった。
リベラルで政界の再編は必ずあると思う。
25 :
無党派さん:01/12/09 19:12 ID:PGjfbQzO
>>19 今のところ「新社会民主主義」なる言葉を使ってる新聞はないし、政治学の世界でも聞かない。
誤解を招くから、自己流の造語は使わないほうが良い。
>>21の「欧州型社民主議」の説明が最も正確。
つまり、
>>8にあるような、
>世界のリベラル政党、アメリカ民主党、イギリス労働党、ドイツ社会民主党
>みんな労組に支持された、新社会民主主義の政党じゃねーか。
>日本民主党も新社会民主主義のリベラル政党。
という、リベラル政党=欧州型社民主議という理解は正しくない。
(米民主党が極めて特殊な存在である事は、
>>17,
>>21の通り)
それぞれ異なる政治潮流であるものが、政策的に極めて近くなってきていると理解すべき。
また、いくら政策的に非常に近いからといって、
自分を「リベラリストであり社民主義者」などと言う人間は欧州には居ない。
欧州議会でも会派は分かれているし、
連立を組む事はあっても、社民政党がリベラル政党と合併する事はない。
政治的な出自が異なることを自覚しているからだ。
教科書の知識の上に、最新情勢を加えて考えることが大事だよ。
26 :
無党派さん:01/12/09 22:48 ID:DqvtXxW5
「新社会民主主義」とは、元はドイツシュレーダー政権の政策方針をさして使われた言葉です。
イギリスブレア政権における「第三の道」と同じような物ですね。
同じ系統に属する政治潮流ですが、その呼称をなんと呼ぶかについては新しい潮流だけにまだ定まっていません。
民主党の議員が「新社会民主主義」より「第三の道」の方を好んで使うのは、党内の保守系議員に配慮するためでしょう。
私は「第三の道」というよりは、「新社会民主主義」と言ったほうが、普遍的で分かりやすいとは思いますが。
リベラルとは、社会的公正を重視し大きな政府を認める立場。小さな政府志向の新自由主義とは違います。
リベラルが自由主義と言われるのは、個人生活においての国家権力から個人の権利や自由を保証すると言う
立場(例えば夫婦別姓とか)を表すための物で、経済活動における自由をさす物ではないんです。
社会民主主義は暴力革命を否定した社会主義ですね。議会を通じた民主的な手法により企業、生産手段の
国営化や利益の平等分配を目指す物です。もっとも時代の流れとともに、社民主義の考えもだんだん穏健な
物に変わってきていますが。
そういう意味で近年、リベラルと社会民主主義は極めて近い政治的立場を共有するようになってきた訳です。
そして現代、リベラルと社会民主主義はともに経済効率を重視する新自由主義の有用性を認め大きな政府政策から
小さな政府政策への大転換を図りました。新しいリベラルを代表するアメリカ民主党のクリントンはこれを
「ニューデモクラッツ」と呼び、新しい社会民主主義を代表するイギリス労働党のブレアはこれを「ニューレイバー」
と呼びました。クリントン政権とブレア政権がともに小さな政府論、効率主義が生み出す失業者に対して職業教育と
いう形で、答えを見出した事からも分かるにこの二人の考え方は極めて酷似していました。二人はニューヨーク大学で
イタリアのブロディ首相とともに「第三の道」について共同講演を行った事もあります。
つまりここにいたってリベラルと社会民主主義は、日本人的に分かりやすい言い方をすればニューリベラル
と新社会民主主義に進化しほぼ同質の価値観を共有するようになったわけです。経済の自由競争を認め、
強い経済を作る小さな政府の立場を取りながら、社会的公正を実現するためのさまざまな社会政策を同時に
用意し弱者切捨てには繋がらない、自立と共生を可能にする新しい社会モデルを提案したのです。
極めて大まかな言い方をすれば、その政治的立場はいわゆる「センターレフト」ですね。
これに学んだのが日本の民主党。ですから民主党はニューリベラルとも言えるし、新社会民主主義であるとも言えます。
この二つは出自は違っても政策的には、もはや実質的に同じ物ですから。
まあ、リベラルも社会民主主義も基本的に左派色の強い表現ですから保守系議員を多数抱える民主党が
このような言葉を党のスローガンに掲げるのは不可能だとは思われますが。少なくとも政策論的にはそうだということです。
今の民主党の政策に保守系議員の発言権はほとんどありませんからね。
27 :
無党派さん:01/12/09 23:16 ID:oDsalCgy
>>26 浅学非才な自称リベラリストの自分にとっては、非常に勉強になります。
民主党は、「欧州議会」でもありえなかった、リベラリストと社会民主主義者が一緒になったはじめての政党かもしれませんね。
多様な勢力が混在しているという意味では、アメリカの民主党にも似ていますね。
なお、民主党の複雑な体質を象徴しているかのように新・民主党結党時の理念は細川元首相考案(?)の「民主中道」だったと思います。
鳩山さんは、ニュー・リベラルを唱えていますね。
28 :
無党派さん:01/12/09 23:30 ID:RgNOxvvd
ドイツでFDPとSDPの連立政権とかあったけどね。
イギリスの地方議会でもあったかな。歴史を遡れば
マクドナルド政権が労働党と自由党の連立政権だった。
29 :
無党派さん:01/12/10 00:48 ID:mwKFd9Vk
ムネムネ党
30 :
無党派さん:01/12/10 00:52 ID:SBLYMOos
>>28 連立を組むことはあっても、一緒の党になることはないでしょう。
欧州では。
31 :
無党派さん:01/12/10 02:01 ID:wG38wA9f
>>26 > リベラルとは、社会的公正を重視し大きな政府を認める立場。
> 小さな政府志向の新自由主義とは違います。
これは米国における「リベラル」のこと。
ND以来の民主党の政策をさしていうことが多い。
他方、欧州では「リベラル」は経済的自由を重視する政策を指すことは、
誰かが上の方に書いていたとおり。
日本では、欧州のリベラリズムは「自由主義」という訳語が当てられる
ことが多く、米国の方は「リベラル」という英語が当てられるのが一般。
> リベラルが自由主義と言われるのは、(以下略)
「米国でそのような政策が「リベラル(自由な)」と称されるのは、(以下同)」
とすると書き換えると誤解を生まないでしょう。
32 :
無党派さん:01/12/10 02:02 ID:wG38wA9f
なぜ、2つの異なる「リベラル」が存在するかについて。
米国では経済に対する政府の介入を抑制するのが、建国以来
当然のコンセンサスだった。
だから、経済的自由を重視する政策に「自由な」という形容詞が
つけられることはなかったのね。
それが標準だったから。
しかし、20世紀にはいると、工場労働者の過酷な労働条件などが問題化、
さらに20年代の大恐慌によって国民の欠乏が深刻になった
そういう状況で登場したのが、F.ルーズベルト大統領。
彼は英国の経済学者ケインズの主張を採り入れて、政府による
積極的なマクロ経済政策を推進した。
ここで主張されたのは、最低限の生活の保障なくしては、
国民の政治的・経済的自由は達成できない、ということ。
つまり、米国のリベラリズムのいう「自由」とは、(乱暴な議論だけど)
貧しい人や迫害されている人の自由を重視すると考えてよい。
また、同時に精神的自由も重視するから、犯罪とか、中絶とか、
若者文化といったものに対しても寛容。
一方で、保守主義(これまた欧州と米国で指すものが違うけど、
ここでは共和党の政策と考えていい)の方は、家族を重視する
伝統や、キリスト教的価値観を重視する。
一方、欧州では絶対主義の元で王権(と特権的商人)による経済活動の
独占があったから、経済的自由を重視する政策に「自由な」という形容詞
がついた。絶対主義的な重商主義と対比する意味で。
つまり、欧州的自由主義での「自由」とは、(これまた乱暴な議論だが)
ブルジョアジーの「自由」を指すといえる。
米国と欧州で「リベラル」の指すものが違うのは、こういう歴史的背景が
あるわけ。
33 :
無党派さん:01/12/10 02:03 ID:wG38wA9f
というわけで、
>>27 > 民主党は、「欧州議会」でもありえなかった、リベラリストと社会民主主義者が
> 一緒になったはじめての政党かもしれませんね。
という指摘が、2つの「リベラル」を混同した議論であることは分かりますよね。
34 :
無党派さん:01/12/10 02:08 ID:wG38wA9f
ちなみに、33は、
>>27が
>>26のリベラルの定義を受けていると仮定しています。
35 :
無党派さん:01/12/10 04:03 ID:b7mTKHht
>>26 >「新社会民主主義」とは、元はドイツシュレーダー政権の政策方針をさして使われた言葉です。
っていつ誰が使った用語?「新自由主義」「新保守主義」は聞いたことあるけど。
36 :
無党派さん:01/12/10 04:24 ID:XOTpwdCD
自由党は「リベラル政党」なんだろうか。
党の名前はそのものズバリだし、「自由主義インター」にもオブザーバー加盟しているが、
小沢の持論は保守勢力を結集して保守新党の結成。新聞報道でも「新保守」だと言われてる。
自由党は新保守なのか、リベラルなのか?誰か教えてくれ。
37 :
無党派さん:01/12/10 08:03 ID:HXTSISoh
二足のワラジです。ユーロ・リベラルが一番近い。
ドイツのFDPがCDUとSDPの両方とも連立を組んだことがあるように。
38 :
無党派さん:01/12/10 08:15 ID:HXTSISoh
ちなみにユーロリベラルも変わりつつある。今度デンマークで政権奪取した
自由党は「高福祉高負担」の堅持を掲げて議席を伸ばした。
39 :
無党派さん:01/12/10 11:27 ID:PRtBIApf
40 :
無党派さん:01/12/10 16:31 ID:LjlupVSe
>37-38
そんな2足のわらじなんてあり得るの?
「新保守」と「ユーロ・リベラル」って全然違うものだと思っていたが。
詳しく教えて。
>39
そうか?現時点においては「特殊」な用語だと思う。
「新社会民主主義」って全然メジャーじゃないって。俺もここで初めて聞いた。
どこで「結構普通に言われている」のかは知らないが、
専門家じゃないんだから、新聞で使われなきゃ一般人には分からんよ。
googleの検索でヒットしたのはたった19件だろ。
「新自由主義」は3760件、「新保守主義」は1270件もヒットしてるんだぞ。
全然「分かりやすくて普遍的」な表現じゃない。
下の新聞検索HPでも検索してみたが、「新自由主義」「新保守主義」は複数あったが、
「新社会民主主義」は1件もヒットしなかった。
新聞載ったり、『イミダス』載ったりしなきゃ「分かりやすくて普遍的な表現」とは言わないだろ。
俺みたいな専門家でない人達に自分の考えを理解してほしいなら、
一般に定着していない「新語」は使わないほうが良いと思うが。
佐賀新聞(共同通信系)記事データベース
ttp://www.saga-s.co.jp/pubt/ShinDB/search.html
41 :
無党派さん:01/12/10 17:19 ID:xmqSAqcs
>>39 とりあえず、
>>21の3分法で良いんじゃない?
あなたの言う「新社会民主主義」は、「欧州型社民主議」ってことで。
もしくは「新しい社会民主主義」とか。
「新社会民主主議」っていう限定的な用語にしなければいいと思う。
日本の民主党は、欧州と違って政治的出自の違う人間がひとつの党に居るからややこしいけど、
菅代表は「第3の道」を掲げいたので、「欧州型社民主議」路線だったと言える。
「社会主義インター」に加盟しようとしてた(保守系議員の反対で流れた)ぐらいだから。
しかし、鳩山代表は代表選の時から一貫して「ニューリベラル」を掲げてる。
ユーロリベラル≒欧州型社民主議だから、政策的には非常に近いけどイコールではない。
99年秋の代表選で「ニューリベラル(ユーロリベラル)」の鳩山由紀夫が、
「第3の道(欧州型社民主議)」の菅と「旧来型社民主議」の横路を破ったと言える。
よって、現状では民主党は「リベラル(ユーロリベラル)政党」と言えるのではないか。
42 :
無党派さん:01/12/10 17:25 ID:xmqSAqcs
>>37 そりゃリベラル政党が、保守政党とも社民政党とも連立組むことはあるだろ。
でも、ユーロリベラル≒新保守なのか?ちょっと違う気がするが。
小沢自由党は、本当に新保守とユーロリベラルの2足のワラジなのか?
43 :
37:01/12/10 18:29 ID:HXTSISoh
言葉足らず。ユーロリベラルという政党はよく二足のワラジを履く、という意味。
小沢自由党が二足のワラジを履いている訳ではない。彼等は新保守ではないと評価している。
44 :
無党派さん:01/12/10 18:35 ID:4jMg462+
鳩山君のいう「リベラル」はユーロ・リベラルじゃないよ。本人がはっきり否定している。
そもそもアメリカ留学の経験があるユッキーがユーロ系に染まる要素はない。
45 :
無党派さん:01/12/10 18:39 ID:xmqSAqcs
>43
なるほど、あなたは小沢自由党は新保守ではなく、リベラル政党だと評価してるわけね。
で、ユーロリベラルが、よく2足のワラジを履いているってのを説明して欲しいんだけど。
「新保守」と「ユーロリベラル」は何が共通で、何が違うの?
46 :
無党派さん:01/12/10 18:42 ID:wz7MhgTv
日本はアメリカよりも左翼が強いが労働者階級が多いイギリスよりも左翼が弱い、
日本が二大政党になっても十数議席は左翼諸派が取るかもしれない。
47 :
無党派さん:01/12/10 18:45 ID:4jMg462+
誰かが逝ってたように、民主党は米民主党が一番近いだろうな。保守系議員すら包括する雑多な集団。
ユッキーが「牛の権利が云々」と逝ってたとき、ゴアが大統領選で「鯨、クジラ」と唱えていたのと被って見えた。
48 :
無党派さん:01/12/10 18:51 ID:xmqSAqcs
>44
そうなのか。
じゃ、鳩山の「ニューリベラル」は「アメリカ・リベラル」なのかな?
本人が「はっきり否定している」っていうソースを教えて。
まあでも、アメリカ留学経験云々は関係ないでしょ。
鳩山が行ってたのはスタンフォード大工学部の博士課程で、
政治学の勉強しに留学してたわけじゃないし。
当時はまだ、政治の道に進む気はなかっただろうから。
49 :
無党派さん:01/12/10 19:05 ID:F90AUmeE
>48
「アメリカ・リベラル」は、社民主義政党が議会内に存在しないアメリカ独特の、
アメリカ民主党の特殊なリベラルだから、それを目指すってのは無理があるだろ。
本人はそう思ってないだけで、実質的には「ユーロ・リベラル」なんじゃない?
50 :
無党派さん:01/12/10 19:19 ID:pmiuhlgq
>>39-41 ちなみにGoogelで検索した所
欧州型社会民主主義+ヨーロッパ型社会民主主義 10件
欧州社会民主主義+ヨーロッパ社会民主主義 72件
第三の道 2160件
新社会民主主義 19件
欧州社民主義的な言い方は必ずしも、欧州の新しい政治潮流を指すとは限らず
欧州の伝統的な社民主義の事まで含まれているので一概に表現として適切とも
いえず第三の道の方が現状日本では一番普及していて分かりやすく一般的な
表現だと思われる。
第三の道が有名になったのは、ブレア政権を理論面で支えたアンソニー・ギデンズ著
の「第三の道」がこの政治潮流をもっとも分かりやすく一般に紹介した良書であって
実際ベストセラーになって欧州でも日本でも良く売れた事から来ていると思われる。
しかし学術用語として考えた場合、「第三の道」というのは必ずしも適切とはいえない。
ただ第三の道というと、単なる政治の中道化と捉えて、社民勢力の中道化、センターレフトだけ
でなく保守勢力の中道化、センターライトまで含まれる可能性がある。実際第三の道をその
ような意味合いで使っている保守側の人間もいる。むしろこの潮流は社会民主主義の発展系と
して「新社会民主主義」と表現した方が一番素直で分かりやすく学術用語としてもしっくり来る
だろう。いずれ第三の道より新社会民主主義を使う人のほうが多くなるのではないか。
まあ
>>26が言うようにその表現は新しい潮流でもありまだ定まっていないというのが現状だろうが。
51 :
無党派さん:01/12/10 19:40 ID:hKL2GfCO
ツーかさ、ニューリベラルって直訳すると新自由主義になっちゃうんじゃないの?
鳩山の言うニューリベラルと新自由主義は全然別物でしょ。
誤解を招くような言い方やめた方がいいんじゃない?
52 :
無党派さん:01/12/10 20:02 ID:BBnZ0os9
誰か詳しい人は、キチンと下記の用語の定義をしてくれません?
「保守主義」「新保守主義」
「自由主義」「新自由主義」「アメリカリベラル」「ユーロリベラル」「ニューリベラル」(鳩山)
「社会民主主義」「新社会民主主義」
53 :
無党派さん:01/12/10 21:05 ID:/JqMkrPS
辻元は社民党こそ、新社会民主主義とか言ってたね。
どこがやねん。
民主党が保守系の反対で新社民主義という言葉を使えない事をいい事にとんでもないいい加減な事言ってるな。
新社民主義が、新自由主義の一部を内部に抱え込んでる事分かっていってるのかあいつは。
まあ分かってない訳ないな。
とんでもない詐欺師だよあいつは。
54 :
無党派さん:01/12/10 23:06 ID:m96K4Y/L
鳩山の言うニューリベラルには実体がないだろう。
鳩山の言っている事は愛とか友愛とか意味不明の抽象論ばっかりだ。
本人にも抽象的なイメージだけで具体的な全体像はないんじゃないか?
意味不明の言動をこっちで抽象的に意訳すれば、要するにセンターライトって事だろうけど。
一般的に言われているリベラルよりはかなり右だね。
55 :
無党派さん:01/12/11 00:55 ID:OR9Wvgt+
>>52 同意。みんなよく分かってないのに議論しようとするから、混乱するんだよな。
誰か政治用語に詳しい人に、52の用語の正確な定義を教えて欲しい。
52に加えるなら、「センターライト」「センターレフト」の定義もお願い。
56 :
無党派さん:01/12/11 00:55 ID:fB+FCE6T
政治広報センター 森派
57 :
無党派さん:01/12/11 01:08 ID:/3s/Xcnd
やっぱ、民社協会でしょ。
58 :
無党派さん:01/12/11 01:40 ID:Gj09B0N1
59 :
無党派さん:01/12/11 01:44 ID:OR9Wvgt+
60 :
無党派さん:01/12/11 14:32 ID:JHhItJs1
1.伝統的保守主義
戦前の価値観の擁護。復古的改憲論。日本的ゴーリスト。国連懐疑論。
2.新保守主義
a.グローバリスト:アメリカンスタンダードの信奉。自由競争重視。「小さな政府」論。
b.リアリスト:日米安保体制の強化。軍事的な役割を強化。国連を中心
とした安全保障体制へ積極的協力。
c.リバータリアン:個人の自由を重視。政府は「夜警国家」的役割に限定。
3.保守本流(中道右派)
ケインジアン的経済政策。開発型の公共事業推進。
軽武装主義。日米安保・防衛については、現状維持。
4.新社会民主主義(中道左派)
効率と公正の安定的両立。「労働奨励型福祉」への転換。
日米安保・防衛は、現状維持ないしは、縮小方向へ。
グローバル民主主義。国連安保の軍事的協力に対して、
限定的参加(長期的には国連軍参加も視野)
5.伝統的社会主義
公正重視。結果の平等。「大きな政府」
軍事的役割には、消極的で、ラディカルな軍縮志向。
外交的にアジア重視。
6.その他
a.エコロジスト
b.フェミニスト
61 :
☆77☆:01/12/11 14:40 ID:ZFU/KrxE
リベラルって、どういうこと??
ちゃんと、子供にも分かるように、政治進めてよね・・・
そこの・・・(笑
無党派さん。よく書き込んでるよねぇ・・・(ヒマなのか・・・
62 :
無党派さん:01/12/11 15:01 ID:rhSbQI2q
>>60 1.伝統的保守主義 森喜朗前総理
2.新保守主義 自由党 小沢一郎 中曽根康弘元総理
中間 江藤・亀井派 亀井静香
3.保守本流 橋本派 橋本龍太郎 野中広務
中間 加藤派 加藤紘一
4.新社会民主主義 民主党 民主党さきがけ系 菅直人 枝野幸男
中間 民主党社民系 横路孝弘
5.伝統的社会主義 社民党 土井たか子 辻元清美
大体こんな感じですか?
鳩山由紀夫がどこに入るのかは、やっぱり謎ですね。
ニューリベラルに実態なしって事ですか。
63 :
無党派さん:01/12/11 15:30 ID:WRUgMPWR
>>60 リバタリアニズムについて、一点。
「自由はどこまで可能か=リバタリアにズム入門」(講談社現代新書)によれば、
「リバタリアニズムは、経済的なものも精神的なもの含めて個人の自由をすべて尊重するという点で、
左翼とも右翼とも違って、首尾一貫した立場であり、『左翼ー右翼』の線上のどこにも位置しないのである」
「リバタリアニズムは保守主義とは別物である。
それは、市場経済や自己責任への信念を保守主義の良質の部分と共有しているが、…現状の維持にも伝統の擁護にもとどまらない、さまざまなラディカルで自由主義的な主張(婚姻制度の廃止、ナショナリズムの否定など)を含んでいる」
そうです。
64 :
無党派さん:01/12/11 15:40 ID:WRUgMPWR
>>60 それは日本にしか通用しない分類ですね。
安保政策は、欧米では、保守・リベラル・社会民主主義を分かつ主要な対立軸にはならない。
しかし、その分類に則って、あてはめると「ニュー・リベラル」なるものは、
新保守主義bリアリストと新社会民主主義の折衷じゃないですか。
あと、「リベラル」ですから、「個人的自由(人格的自由)」という対立軸では、これを尊重する「社会リベラル」の立場に立つと思う。
65 :
無党派さん:01/12/11 15:47 ID:WRUgMPWR
66 :
無党派さん:01/12/11 21:29 ID:usp5CXBW
右翼、左翼というカテゴライズは有権者の移動によって変わるからね。
いくら論争しても、客観性を確保するのは難しい。
で、
>>52だが。知ってる限りを言うが、間違いがあれば指摘きぼーん。
かつて、制限選挙であったから、「保守主義」「自由主義」しかなかった。
貴族階級=保守主義=保守党、ブルジョアジー階級=自由主義=自由党。
政策に差はほとんど無いが、争点となったのが保護貿易vs自由貿易の論争。
ここで、自由主義=自由貿易という専売特許?が生まれる。
67 :
無党派さん:01/12/11 21:43 ID:usp5CXBW
>>66 古典的にはこの自由主義=リベラリズムで間違いない。
しかし選挙権のプロレタリア階級への拡大に伴って
労働党が台頭してくる。彼らのよって立つ思想の一つに
社会自由主義(社会リベラル)というのがある。くわしくは、
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi/giin/1001435533/596 古典的なリベラリズムと区別するためにニューリベラル
とも言われた(鳩山由紀夫の言うニューリベラルとは別物)
アメリカではこのニューリベラルが単に「リベラル」と
言う単語に変化した。辞書を引くとliberalという単語が
「(左派的な)穏健さ」と訳が載ってある場合もある。
68 :
無党派さん:01/12/11 21:56 ID:usp5CXBW
普通選挙が実施されると、結局プロレタリア階級の人口が
多いのだから、労働党が圧倒的に強くなってしまった。
危機感を抱いた保守主義が自由主義を取り込むことを決意する。
これが新保守主義=新自由主義。社会リベラル=ニューリベラルと
区別するために、ネオリベラリズムと名乗る。
ある意味、保守党の左傾化、中道化を意味するものだと思う。
ただし、古典的な保守党右派=保護貿易派がすっかりいなくなったので
サッチャーのポジションはいつの間にか政界最右翼になった(笑
69 :
無党派さん:01/12/11 22:11 ID:usp5CXBW
社会民主主義というのは、社会主義をプロレタリア革命によらず、
民主主義を使用して、計画経済、企業の国営化を達成しようとする。
しかし、惨めな失敗に終わり、ネオリベラリズムに取って代わられる。
いつの間にか右翼になったサッチャーと党内右派を切って
左傾化した労働党との対立の中で、両方が支持を失う。
この隙間市場をめがけて、サッチャーにお株を奪われた自由党と
労働党右派から独立した社民党が「中道」連合を組み、支持を得る。
政策は両方の折衷案。経済的自由と社会的自由の組み合わせ。
70 :
無党派さん:01/12/11 22:24 ID:usp5CXBW
この中道主義をブレアがパクッテ「第三の道」と名づける。
ブレアは資本主義と社民主義の中道といい、
ジョスパンは資本主義と共産主義の中道という。
第三の道=新社民主義=新中道主義。
更に保守主義が反撃のために左傾化、中道化を目指す。
ブッシュが選挙中に逝ってた「保守中道」「優しい保守」
社会リベラルすら取り込み始めた。ただ、ブッシュは
選挙後に豹変して公然と公約無視を始めたが。
欧州ではイタリアのベルルスコーニ政権、
デンマークの自由党による新政権などがこれにあたる。
71 :
無党派さん:01/12/11 22:24 ID:+11egM82
>>66-69 歴史は分かったから、もっと分かりやすくズバッと用語を定義してくれないかな。
>>60が間違ってるのは俺にもわかるから。
とりあえず、「保守本流」だの「鳩山ニューリベラル」だのはおいといて、
下のだけでも。
「保守主義」「新保守主義」
「自由主義」「新自由主義」 (「アメリカ・リベラル」「ユーロ・リベラル」)
「社会民主主義」「新しい社会民主主義(第三の道)」
72 :
無党派さん:01/12/11 22:39 ID:usp5CXBW
73 :
無党派さん:01/12/11 22:44 ID:+11egM82
>72
新保守主義=新自由主義で、自由主義=第三の道なのか?
(「優しい保守」はアメリカ独特のものなので除く)
いくらなんでも、その図式は単純すぎないか?
英米のような2党制の国は「メディアン・ヴォーター定理」によって
「中道化」が進むだろうが、多党制の国でも同じことが言えるのか?
うーん、よく分からん。
74 :
無党派さん:01/12/11 22:51 ID:usp5CXBW
>>73 >>72は政策であって、定義ではない。
>>71がカキコ
される前に書いたものなので。
定義としては、
IDUに加盟している政党、もしくはそれに近い政党のうち、政策が
・伝統権威主義+介入的経済が保守主義
・伝統権威主義+自由市場主義が新保守、新自由主義
・社会リベラル+自由市場主義が優しい保守
ワールドリベラリズムに加入している政党が自由主義
ソーシャリストインターナショナルに加盟している政党のうち、政策が
・社会リベラル+介入的経済が社民主義
・社会リベラル+自由市場主義が第三の道
75 :
無党派さん:01/12/11 22:55 ID:usp5CXBW
>>73 > 多党制の国でも同じことが言えるのか?
その通りです。英米の成功に学ぶように政策を真似するし、
アメリカ文化が入ってきて伝統的な保守意識が薄れる一方、
どの先進国でも労組組織率が落ち、浮動票、中道票が増え、
世界中が中道化しています。
76 :
無党派さん:01/12/11 22:59 ID:usp5CXBW
かつては主義=政策であって、政策を語ることが
主義を定義することだったけど、政策のパクリ合戦を
した結果、政策の違いが無くなり、保守、リベラル、社民
というレッテルは、「かつてそうだった」という
党の歴史を物語るものでしかない。
77 :
無党派さん:01/12/11 23:46 ID:qKSaQOz/
>>76 なるほど。
経済政策などは、ほぼ同じになりつつあるのかな。
強いて言えば、保守・リベラルの対立軸は、選択的夫婦別姓制度の是否とかフェミニズムやエコロジーへの親近度とか同性愛者などマイノリティーの人権の是否といったあたりになるのかな。
アメリカじゃあ、妊娠中絶の是否などがいまだに保守・リベラルを分かつ分水嶺になってるしね。
78 :
無党派さん:01/12/12 20:36 ID:+ymymlEr
>>77 その文章は間違いじゃないが、補足。
社会政策のポジションは、右派・左派を分ける分水嶺になりうるが、
保守党・労働党内でも入り乱れいてるし、共和党・民主党内でも入り乱れている。
党内右派・左派を分ける分水嶺、と考えた方がよい。
それから、二大政党制の英米はもちろん、欧州大陸の政党でも
党首・党執行部のトップダウンで政策が決まっていくから、
今の党首がどんな政策か?が一番重要である。
日本のような派閥というものは、無きに等しい。
79 :
無党派さん:01/12/12 21:25 ID:sZxV7rxj
>>78 もちろん、党内右派・左派の分水嶺になりうるが、
それだけではなく、社会政策のポジションは、党のカラーの違いを見分ける一つの物差しになりえます。
アメリカの民主党・共和党、イギリスの労働党・保守党、フランスの社会党、共和国連合、ドイツの社民党、キリスト教民主同盟などの間にも、
たしかに、社会政策について「ネジレ現象」は、みられるでしょう。
しかし、党全体として、どういう態度をとるかが重要。
そして、その態度決定については、党内の左派・右派、リベラル派・保守派の力関係によって強く影響を受けます。
大雑把に言えば、社会政策について、左派・リベラル派の意見を尊重するのが、上記でいえば、民主党、労働党、社会党、社民党だろう。
逆に、右派、保守派の意見を尊重するのが、共和党、保守党、共和国連合、キリスト教民主同盟だろう。
アメリカの大統領選で必ず争点の一つになるのが、「中絶」の是否だ。
中絶に慎重な態度を示す候補が多い共和党は、党内右派の意見を尊重しているからでしょう。
逆に、中絶を女性の権利として、尊重する候補が多いのは民主党だ。
党内左派の意見を尊重しているからでしょう。
フランスの社会党・共産党政権は、同性愛者のカップルに結婚に準ずる権利を付与する法律を提出し、成立させましたが、これも党内左派の意見を尊重したからでしょう。
逆に、共和国連合ははげしく反発しましたが、これは党内右派の意見を尊重したからでしょう。
大政党というの、お分かりの通り、はっきりとして色分けはできません。
わかりやすく言えば、80%の赤と20%の白のペンキをまぜれば、赤に近いピンクができあがります。
20%の赤と80%の白のペンキを混ぜれば、白に近いピンクができあがります。
いわば、二大政党制、あるいは二大勢力制が成立している国は、まさに赤に近いピンクか、白に近いピンクかが、政党のカラーの違いになっているのです。
細かく見れば、まだ二大政党制が確立していない日本でも、そういう傾向はみてとれます。
選択的夫婦別姓制度に付いて自民党内の状況は、賛成派、反対派が拮抗して、まだ、結論をだせません。
党議拘束をはずして、国会に提出するという案さえもまとまりません。
いわば、白50%赤50%を混ぜ合わせたピンクが自民党のカラーです。
これに対して、民主党にも反対派がいると思われますが、しかし勢力比は赤(賛成)90%白(反対)10%くらいで、とても赤に近いピンクです。
だから、赤(賛成派)の意見を尊重し、民法改正案を党議決定し、選挙公約にも掲げ、かつ国会にも提出できたのです。
80 :
無党派さん:01/12/13 10:36 ID:OwglrZQt
良スレage
81 :
無党派さん:01/12/13 23:48 ID:YTIbn8yg
新保守主義(New Conservatism)≒新自由主義(Neo liberalism)なら、
新保守主義者の小沢一郎率いる政党が「自由党」(Liberal Party)で、
「自由主義インターナショナル」(Liberal International)にオブザーバー加盟していても、
何ら矛盾を来たさないってことだね。
82 :
無党派さん:01/12/15 03:16 ID:t756LXqs
良スレ、保全。
83 :
無党派さん:01/12/15 15:11 ID:fjXR2h15
>>79 思想とカラーについて。
普通、保守=青、社民=赤であらわされます。他に上げるとしたら、
環境は当然、緑。リベラルは特に無いですが、あまった黄色になる場合があるようです。
保革連立のことをよく、パープル連立と呼ばれることが多いみたいです。
ドイツの現政権は赤緑同盟の典型的パターン。
84 :
無党派さん:01/12/15 15:13 ID:VoXPn1D0
85 :
無党派さん:01/12/15 15:38 ID:fjXR2h15
>>81 小沢は本当に新保守主義でしょうか?
日本で新保守主義政権が存在したことはありませんし。
むしろユーロ・リベラル系に酷似していると感じています。
1、80年代に新保守主義に共感し、市場開放を進めたこと(牛肉・オレンジ)
2、90年代にも市場開放路線は貫く(米輸入自由化、WTO設立の賛成)
3、しかしその後はやや左傾化する(国民福祉税構想、高負担高福祉)
4、現在は環境への取り組みも強く賛成する
まあ、本人が保守、と言い張れば「優しい保守」になるでしょうが。
86 :
無党派さん:01/12/15 15:51 ID:YYxYYQOq
>>48-49 鳩山由紀夫という人。
アメリカ留学の経験が、今の政治思想に大きく影響していると
本人が言ってますよ。彼の国は世界一政治運動が盛んな国ですから。
ましてやユッキーが交友していたであろう、大学のインテリ層においては、
日本とは天と地の差があったことでしょう。
それから、彼がその出自に関わらず、保守ではなくリベラルなのは、
やはりアメリカ社会での経験によるものでしょう。日本人は
アメリカでは格別の「マイノリティ」ですから。マイノリティと
しての悲哀が彼をリベラルへと染めた原因だと推測しています。
どちらにせよ政策だけではアメリカリベラルとユーロリベラルを
見分けることは不可能ですし、そもそも日本の政界でそのような区別に
意味があるかどうかという疑問もあります。ただ本人が目指しているのとは別に、
自然に「ユーロリベラル」的になってしまう、というのは面白い示唆です。
87 :
無党派さん:01/12/15 16:26 ID:YYxYYQOq
>>63 リバタリアンは中道右派でもなく、中道左派でもなく「中道」と
されることが多いです。その解説を加味すれば「思想的中立」になるかも。
ただ、リバタリアン政党が主導した政権と言うものは見たこと無いですから、
どのような政策になるのかよく分からないです。
アメリカのリバタリアンが自分たちのポジションを
共和党=経済的自由+社会的規制
民主党=経済的規制+社会的自由
リバタリアン=経済的自由+社会的自由
と称したのを見たことがあります。
88 :
無党派さん:01/12/15 21:53 ID:PORtLfiW
89 :
無党派さん:01/12/15 22:02 ID:w3VK78lo
>>1 よく読めば、アメリカの二大政党制を想定しているみたいですね。
と言うことは、リベラル政党というのは、アメリカリベラルのような
雑多な、理念や哲学抜きの、実用主義が前面に押し出されている
政党ということになるでしょう。
日本流の「第三の道」政党、ということになるでしょうか。
中道左派ですね。ユーロリベラル+欧州型社民主義?ということは、
ワールドリベラリズムに加入している小沢自由党と
ソーシャリストインターナショナルに加入している土井社民党の
合同新党になるのでしょうか?何か変ですね(w
90 :
無党派さん:01/12/17 03:06 ID:TgSBy6SV
91 :
無党派さん:01/12/17 08:29 ID:qECEfEIL
>>85 小沢は自他ともに認める新保守主義者ではないのか?
92 :
無党派さん:01/12/17 09:21 ID:CwnH/qa1
日本のリベラル勢力の代表といえば、
市民による市民のための政治、「市民派主義」を唱える菅直人でしょう。
菅直人は市民派の代表であるとともに、日本における「第三の道」
の先導者でもあります。イギリスのブレア路線を継承できるのは
日本では、やはり菅直人。
93 :
Pro-Tibetan Independence:01/12/17 09:43 ID:QQsU9bfE
94 :
:01/12/17 10:01 ID:LvY4bVU0
>>92 その「市民」というのはプロの市民でしょ?
クレーマー
95 :
無党派さん:01/12/17 10:19 ID:CwnH/qa1
「市民派とは」
自由で平等な自立した個人という自覚に立って、自分の頭で考え、自分の足で行動することを通じて、
地域や国、さらには世界に関わっていこうとする人々。特定の個人や団体の利益を代表することなく、
また特定のイデオロギーに思考を縛られる事もなく、広く一般市民の利益を追求し、市民の視点に立った
政治を追求します。
一番大きな特徴は「情報公開」です。市民による市民のための政治を実現するため
には、一市民が政治を実際に動かす政治家と同じだけの情報を共有する必要があります。そのため
情報公開は市民派の最も重要な政治課題のひとつと位置付けられています。
第二には「対話と市民運動の擁護」です。政治家が自ら市民の意見を聞く姿勢を明確化し
さらには市民による自発的な市民運動、NPOなどを積極的に支援します。そのために、日々の活動報告
や市民集会などを積極的におこない、市民との対話を通じて市民の生の声に直接耳を傾け
また自らの意見を明確に積極的に市民にも発信していく事によって、市民との対話を促進し
本物の民主主義の実現を目指します。利益を求めないボランティアの市民運動を政治が
助ける事によって、市民の自発的な行動を促進して自立した個人による、自由で公正な
共助社会を目指します。
政治的には右から左まで幅広いですが、基本的には「第三の道」と同じくセンターレフトに
位置付けられる人が多いようです。
96 :
無党派さん:01/12/17 10:35 ID:CwnH/qa1
最近、加藤紘一がしきりに市民との対話やNPOへの支援など
を言うようになったのは、自社さ連立以来の菅直人との付き合い
による影響、さらには将来的な民主党との連携をにらんだ動き
が考えられますね。まあ、前々から彼には隠れ左翼的な要素が
ありましたが。
97 :
無党派さん:01/12/17 22:41 ID:ii6VhqRS
98 :
無党派さん:01/12/17 22:43 ID:ii6VhqRS
>>90 World libaralismとLiberal internationalが合同したのは知ってましたが、
存続組織はリベラルインターナショナルの方でしたか。逆に覚えてしまっていたみたい。
99 :
親切な人:01/12/17 22:46 ID:pr5q6Cgt
100 :
無党派さん:01/12/17 22:48 ID:ii6VhqRS
>>91 自由党のサイトには「新保守」という単語は一つもありませんが?
101 :
:01/12/17 22:49 ID:z39Ukw3v
しかし何で意図的に
「○○と××の2大政党を作ろう」という命題になるのかわからん。
リベラルがいいなら二大政党のどちらもリベラルでよいのでは?
102 :
無党派さん:01/12/17 22:51 ID:WZzRapiV
日本のリベラルってやつは憲法原理主義者だからダーメダーメ
二大政党の一翼は担えない。
日本の保守ってのは復古主義者だしねぇ
104 :
無党派さん:01/12/17 22:57 ID:ii6VhqRS
復古主義ともなれば、それは保守ではないぞよ。馬鹿ウヨに過ぎない。
自民の復古主義者って、誰がいるかなー?
森でしょ、町村、、、あとは?
105 :
無党派さん:01/12/17 23:38 ID:OUI5XsII
徐々に駄スレと化してきたな。
>>100 では、小沢が事あるごとに「政策本位の政界再編」「保守勢力の結集」という発言をするのは何故だ?
マスコミが曲解して取り上げているのか?
俺には
>>81の、小沢は新保守主義(New Conservatism)≒新自由主義(Neo Liberalism)で「自由党」だってのが、
一番ピンと来る解釈なんだけどな。
106 :
無党派さん:01/12/18 04:56 ID:95ZOCqJE
>105
小沢は、新保守主義・新自由主義の結集を目指してるってことか。
107 :
無党派さん:01/12/20 06:25 ID:Zo0qYkLW
age
108 :
無党派さん:01/12/22 02:55 ID:3aF6OwxO
良いスレだね。
110 :
無党派さん:01/12/23 02:35 ID:DuEM9YKP
結局、日本のリベラル政党は「自由党」という結論でよいのかな?
111 :
.:01/12/24 11:51 ID:xBAw+MCc
112 :
.:01/12/24 20:52 ID:TXqWqrJm
113 :
無党派さん:01/12/24 21:08 ID:cL48mx7g
小沢はリベラリストじゃないだろ。
自由党結党時には、保守勢力結集時の新党の為に「保守党」という名前は使わずにとっておいたのに、
党分裂時に、野田らが嫌がらせの為に「保守党」という名前を使ったと言う話は有名。
つまり、小沢はいつかは「保守党」を作ろうと思ってたわけで、今のリベラル志向は方便に過ぎない。
114 :
無党派さん:01/12/24 21:50 ID:x3QQ0Es1
>>113 その通り。
小沢は基本的に権力取るためなら何でもありな人です。
今のリベラル路線は、自自公連立が失敗して以降のもの。
つまり保守新党の野望が失敗したために民主党に擦り寄っているだけです。
リベラルに色気を見せて民主党内部に入り込み引っ掻き回して分裂を誘う。
自自公政権でやろうとした事を今度は民主党に仕掛けている。
まったく成功してませんけどね。
新保守言っといて今度はリベラルじゃあ、あまりに節操がなさすぎるし。
小沢の本質はアメリカ信仰でしょう。つまりは弱肉強食経済の新自由主義。
復古主義的な伝統的保守主義とは無縁の自由主義者だからその意味では
リベラルにシンパシーもあるんでしょうが、安保面では国家権力の拡張
による強い国家を目指してますから、やっぱり小沢がリベラルとは言いがたい。
民主党はリベラル、社民、市民派、保守の連合政党。
単純にリベラルでは括れないけど、まあ日本の政党の中では一番リベラル的なんじゃないですか?
115 :
無党派さん:01/12/24 22:02 ID:x3QQ0Es1
>>105 小沢本人には、日本の古き良き伝統を大切にする的な保守主義の要素はないでしょう。
小沢が求めているのは、あくまでアメリカ的な新自由主義。
保守主義者の中に新自由主義に近い意見を持っている人が多いから
彼らを取り込むために、その意見に配慮しているだけだと思われます。
116 :
無党派さん:01/12/25 22:52 ID:aJtPtLdb
わかりやすい政界再編を!
保守党:復古主義者、国家社会主義者、保守主義者
中曽根康弘、森善朗、奥野誠亮、石原慎太郎、西村真悟
117 :
無党派さん:
あげ