労金が裏金で国会議員パーティー券? 衆院決算行政監視委で追及
民主党だけ参考人招致に反対
「労金の不明朗な裏金疑惑」
(4月9日の衆院決算行政監視委員会)
「働く人たちのための身近な生活・福祉金融機関」を標榜する全国の労働金庫で
多額の裏金がプールされ不明朗な使われ方がされている問題が
4月9日開かれた衆院決算行政監視委員会(山口俊一委員長)で取り上げられた。
自民党の浅野勝人議員(同委員会理事)が明らかにしたもので、
「近畿労働金庫では、裏金の一部で国会議員のパーティー券を購入している」と指摘。
質疑の冒頭、同委員会に事実を認めているとされる同金庫の理事長を
参考人招致しようとしたところ、民主党だけが反対した。
近畿労金では一億円余!
【理事長が「一部で購入」認める】
質疑のなかで、労働金庫(労金)の連合組織である全国労働金庫協会が19年前から
各労金からの会費を「労金運動強化資金」の名目で一割上乗せして集めてきた。
そのうちの12分の2(2カ月分)は基金に回し、12分の10は労金側にキックバック。
各労金ではこれを簿外口座に「裏金」としてプールし、不明朗な使い方をしてきた。
6年前に同基金制度を廃止したとされていたが、多くの労金はそのまま簿外口座を残し、
正規の収入を取り込む形で「裏金」を増やし「便利な財布」として悪用してきた。
民主党が参考人招致に反対するのは後ろめたい事が有るのか?