新党 社会自由党構想 その2

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政官ウオッチ 自由党と社民党:新潮流の旗手目指す

 恒例の夏季セミナーを終えた自由党、社民党から、期せずして
「グローバリズム」「反グローバリズム」それぞれの担い手論が
起こっている。地球規模で市場競争原理を浸透させ、国際協調へ
と誘導するグローバリズム。対する反グローバリズムは、グロー
バリズムを「先進国の巨大資本による世界支配」と批判し、国際
社会の多様性を守る立場に立つ。ともに二十一世紀の国際社会に
台頭してきた対照的な世界観だ。

 自由、社民両党は、こうした国際政治の潮流をいち早く取り入
れ、国内での基軸政党を目指すことで、少数政党からの脱却を図
ろうとしている。

  ×   ×   ×

 自由党が八月下旬に都内で開いた「小沢政治塾」。小沢一郎党
首(衆院岩手3区)は、二大政党制を念頭に「(自由党は)グロー
バリズムの旗手を目指す」と表明した。

 資源に乏しく、食料自給率が50%を切る日本が繁栄し続けるには、
国際社会の安定が不可欠。従って、世界平和の維持に積極的に取り
組むのは日本にとって当然ーというのが、小沢氏の考えだ。

 今回の米中枢同時テロへの対応についても、自由党は、グローバ
リズムの枠組みでとらえようとする。

 小泉純一郎首相の「米国の報復攻撃を支持する」との見解を、達
増拓也衆院議員(岩手1区)は「拙速な発言」と批判。「日本は米国
にどこまで協力できるか、という日米同盟に限定した対処法は間違い」
と指摘し「国連主導の集団安全保障に国際世論を導くのが日本の役割
だ」と主張する。

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95つづき:01/10/02 08:25 ID:yThL6YjY
12日に終わった社民党研修会では、「グローバリズム、反グローバ
リズムを基軸とした政界再編の可能性」が、討論の主要テーマに浮上
した。党の農業政策を担う菅野哲雄衆院議員(比例・東北)は「米国
追随のグローバル化が日本農業の崩壊、食料自給率の低下を招いた」
と語る。

 菅野氏は、六月に韓国で開かれた国際農林水産業議員連盟(IPAAF)総
会に出席した。IPAAFは、グローバリズムの”総本山”とされる世界貿
易機関(WTO)に加盟する発展途上国など三十五カ国の国会議員で結成
され、WTO内部に反グローバリズムの足場を築こうとしている。

 総会で採択された共同宣言は、今後の農産物交渉に対し1)加盟国共
通の一律的な解決法の否定2)食料安全保障と貧困軽減を重視した途上
国農業の保護3)交渉過程への非政府組織(NGO)の参加ーなどを要求。
菅野氏は「農業以外の分野でも社民党は、第三世界やNGOとの連携を強
める」と語る。

  ×   ×   ×

 分裂を繰り返しながら純化路線をひた走る自由党。達増氏は自公保政
権を「打破すべき前近代政党」とみなし「将来の対抗軸となる社民党の
ような近代政党と協力して政界再編を目指す」と話す。

 社民党国会議員は、労組利益代表に取って代わって市民運動出身者が
多くを占めている。菅野氏は「55年体制の残りで構成されている政党は
分裂せざるを得ない」と、かつての社民党に向けられていた批判を今、
民主党に投げかける。

 正反対の政治理念を掲げる自由、社民の両党が「新しい政治理念」を
キーワードに、奇妙な”盟友関係”を模索している。(東京支社・佐藤奨) 


河北新報 平成13年9月24日----------------------

ほい、全文アプしたよ( ^∀^)