◎衆院選◎情報スレッド  ぱあとに

このエントリーをはてなブックマークに追加
734無党派さん
ttp://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2002/0520/nto0520_10.html
県内非自民勢力結集の動き再燃

 連合青森は、国政選挙での野党協力体制づくりを目指し、民主党県連や社民党県連との定期協議を進めている。
勤労者の目線に立った政治の実現を旗印に、民主党を基軸とした枠組みによる政権奪取を狙う。二〇〇一年の
参院選本県選挙区で実現できなかった非自民勢力の結集が成るかが注目されるが、横たわる課題も多い。
 中央の連合本部は、政権交代可能な二大政党制を標ぼうする。連合青森は〇一年十月の定期大会で、
民主党基軸の政治路線を鮮明に打ち出した。現状では、自民党中心の政権の枠組みに対抗できるのは
野党第一党の民主党を中心とした枠組みであるという考えに基づく。
 定期協議はまず、民主党県連に呼び掛けて、三月四日に実現した。二回目の四月二十三日には
民主党県連が、衆院選空白区の本県2区と4区に候補者を擁立するため連携を提案。これに対し
連合青森は、協力・協調関係にある政党・政治団体と調整しながら、非自民勢力を結集させて
戦うという方針を示し、合意をみた。
 五月八日に来青した笹森清連合会長は「政権奪取を考えた時、ずっと野党のままでいいのかどうか。
野党が選挙協力を仕掛けるのは極めて重要だ」と強調した。
 笹森会長はまた「野党第一党の民主党を中心に置き、社民、自由の野党陣営をどのように固めていくか」
と課題を指摘するとともに、「社民党と民主党が合意できるかにかかってきた。会期末の政局を
頭に入れながら、連合が選挙協力の相談の中に入る時が来たのではないか」と積極姿勢を示した。
 連合青森の山本信悦会長も同じ認識だ。「自民党の“独り勝ち”を阻止するためには、野党が
結束しなければならない。まず政党間で話し合いを進めるべき」と語る。
 だが、「さまざまな事情から政党同士が同じテーブルに着けない場合が多い。その時は
(非自民政党・政治団体と協力・協調関係にある)連合青森が仲介役を務めたい」と意欲を示す。
 野党選挙協力を進める上では課題も多い。連合青森が「基軸」とする民主党県連は
(1)議員数が少なく基盤が弱い(2)保守系と労組系が混在し、統一性に欠ける−などの
問題を抱えている。
 連合青森にも課題はある。〇一年四月、連合青森内の政治活動一本化を目指し、「政治センター」を
設立したが、旧総評系で社民党支持の県平和推進労組会議と旧同盟系で民主党基軸の県友愛連絡会が存在し、
政治活動はいまだに一本化されていないのが現状だ。
 山本会長、民主党県連の戸来勉代表は「言うべきことは言う。お互いざっくばらんに話し合いたい」と、
定期協議以外でも意見をぶつけ合っていく考えだ。
 〇一年の参院選本県選挙区で非自民の統一候補擁立協議の調整役を務めた連合青森。だが、協議は決裂し、
統一候補擁立を断念せざるを得なかった。この教訓をどう生かすのか。幹部の手腕が問われる。
(政経部・柿崎洋樹)