SCE共和国と任天王国とMS帝国の戦い 第20章

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176名無しさん必死だな
興奮冷めやらぬ王国城下町のとある喫茶店。
イワタ広報局長が“直接!”今後の王国の動向を伝える番組が終わって数時間経つが、客が帰る様子はない。
この店に限らず、人が集まる場所では大きな期待と僅かな不安を胸に抱いた王国民たちが感想や今後の予想を語り合っている。
マスターは飲食物を出しながら人々の声に耳を傾け、時に相槌を打つ。
こうして集めた国民の声を“直接!”王国軍の上層部に届けるのが、彼の任務である。
ニッキー広報局次官など似たような任務に準ずる人員も増えたし、わらわら広場での弟王の働きには負けるであろうと思う。
だが色々な形で続けていくのが大事なのだ。
177名無しさん必死だな:2013/06/12(水) 06:11:04.54 ID:ABPSshvo0
――――こうして言い訳をしながら軍人の端くれを続けるのも、単なる意地にすぎないのかもしれない。
国王自らが指揮する戦車隊は非常に強力だ。
その装備が壁や天井を走れるようになったのなら、彼の率いる部隊の存在意義とは――――
王国大演習では絶大な人気を誇る彼だが、それだけでは部下を食わせることは出来ない。
――ただでさえ血の気の多い彼らに何と言えばいいのやら。
それでも彼は笑顔を振りまく。

「今日のニンテンドーダイレクトは面白かったかな? 今日はめでたく大演習のメンバーに加わった『ロックマン』について説明しよう!」