例年E3前に任天堂ﾘｰｸ記事出してた日経今年は沈黙ｗ

任天堂、２つのゲーム機で再攻勢　スマホに対抗

任天堂は年末に発売する新型家庭用ゲーム機「Ｗｉｉ　Ｕ」に、カーナビゲーションや電子書籍などの機能を搭載する。手軽に使えるスマートフォン（高機能携帯電話＝スマホ）
に利用者が流れているため、ゲーム以外の機能を充実させる。米マイクロソフトなどの競合会社も同様の戦略で、多機能化により幅広い消費者を再び呼び寄せ、ゲーム機の復権を目指す。

　米ロサンゼルスで５日（日本時間６日）開幕する世界最大のゲーム見本市「Ｅ３」で、岩田聡社長が新型機の概要などを発表する。携帯型ゲーム機「ニンテンドー３ＤＳ」も大画面の新機種を追加する。

　「Ｗｉｉ　Ｕ」は2006年発売「Ｗｉｉ　Ｕ」は2006年発売の「Ｗｉｉ」の後継機。年末に日米欧などで発売し、希望小売価格は３万円程度になるとみられる。ゲームのコントローラーに6.2型のタッチパネル液晶を搭載し、
指先で画面をなぞって直感的な操作をしたり、手元の画面でゲームを楽しんだりできる。

　ゲーム以外ではカーナビや書籍の配信のほか、利用者同士がインターネット経由で情報を交換できる交流機能も盛り込む。通信カラオケを楽しめる機能も用意し、
発売当初から約１万曲を配信する。ゲームだけでない多彩な楽しみ方を可能にし、ゲーム機の競争相手として台頭してきたスマホやタブレット（多機能携帯端末）に対抗する。

　３ＤＳの大画面版は早ければ今年夏にも日米欧で発売。画面サイズは現行の約1.5倍の4.3型程度になる見込みで、大画面で迫力のある映像を味わえるようにする。
　11年に発売した現行の３ＤＳは国内では盛り返しているが欧米では苦戦。前作機「ニンテンドーＤＳ」では、09年に大画面版を投入したのを契機に欧米で販売が伸びており、
３ＤＳでも同様の効果を狙う。価格は現行機（１万5000円）より高くするとみられる。

任天堂は「Ｗｉｉ」と「ＤＳ」（04年発売）の投入を機に、ゲームに縁遠かった女性や高齢者などを取り込み急成長。06年３月期まで5000億円前後だった連結売上高は、
09年３月期には１兆8000億円に拡大した。

　ところが両機種の世界販売が一巡し、スマホとタブレットの普及が加速。「Ｗｉｉ」の年間販売台数は12年３月期に984万台とピークの４割の水準まで減少した。
「３ＤＳ」も12年３月期は1353万台と期初予想を15％下回った。３ＤＳは値下げを余儀なくされ、任天堂は12年３月期に最終赤字に転落している。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO42206210V00C12A6TJ0000/