桝田省治氏: 簡単に言うと、作りたいのは続編なんです。
その足がかりが欲しかった、ということですね。
僕だけでなく、SCEJの方もいろいろ考えていたと思うのですが、
制作されてから12年もたったゲームの続編を作るということは、
ビジネス的にも慎重にならざるを得ないわけです。
「本当に売れるのか?」と。
このため、「リメイクでもこれだけ販売できました」という数字が出れば、
SCEJとしてもゴーサインを出しやすいわけです。
これに加えて、今年はPlayStation Vita(PS Vita)が発売されますし、
これから続編を作るとなると、
PSPなのかPS Vitaなのか?
どちらに向けてソフトを作るのか、難しいところです。
加えて制作期間の問題もあります。
しかしリメイク版であれば1年程度で作ることができます。
また、続編に盛り込みたい新しいシステムや要素の一部を
リメイク版に盛り込むことで、
それがいまのユーザーに受け入れてもらえるかどうか、推し量ることができます。
http://m.game.watch.impress.co.jp/docs/interview/20111110_488413.html