2011年 GK顔面ブルーレイニュース その127

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89名無しさん必死だな
前スレ>>774の1UPによるエースコンバット アサルト・ホライゾンのレビュー翻訳。誤訳とかあると思うので気づいたら指摘等よろしく。

レビュー:エースコンバット アサルト・ホライゾンはCoDを目指しすぎた
エースコンバットに最近の軍事FPSを組み合わせた結果は…芳しくなかった。

CoDがゲーム業界に与えた影響は否定しようもない。どのゲーム会社でもアナリストやコンサルタントたちの
「もう少しCoDに似せて作ればメタスコアや売上がハネ上がりますよ!」というアドバイスにさらされている。
そしてナムコバンダイがこうしたアドバイスに耳を傾け完成したのがエースコンバット アサルト・ホライゾンだが、
その結果は芳しいものではなかった。

アサルト・ホライゾンのストーリーは恐ろしくモダン・ウォーフェアシリーズに似ている。
ロシア人はいるか?-○ アメリカが攻撃される?-○ それはワシントンDC?-○
読者の皆様はCoD4中盤のどんでん返しを覚えているかも知れないが、まさに同じ様な展開になっていく。
90名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:41:50.74 ID:K+30964c0
こうした模倣はそれがうまく行っていればそうけなしたものでもないが、
エースコンバットのストーリーはお粗末そのもので、よくあるCoD風をやり過ぎちゃいましたゲーの水準にも達していない。
物語は「熱意は正義」「自分のことは棚に上げる」といったアニメの影響を受けた日本のゲームにありがちな要素なしには語れない。
と言うかエースコンバットシリーズのストーリーなどロボットアニメのロボットを飛行機に変えただけのことで、
FF13のスノウを呼んできて脚本を書かせているようなものだ。

以前までのエースコンバットシリーズと違い、この新作は「現実世界」を世界観のベースにしており、実在の国家同士が実在の街の上空を部隊に戦う。
舞台設定はこのゲームにおいて魅力的な部分と言え、ワシントンDCのナショナル・モールやドバイのブルジュ・ハリファと言った有名な場所を飛び回るのは楽しい。
それ以外の部分がこのくらい楽しければ、と思うと残念だ。
91名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:43:17.92 ID:K+30964c0
もしあなたがシリーズの旧作をプレイしたことがあるなら、アサルト・ホライゾンはおおむね、
「飛び回って無限にミサイルを撃ってくる敵を全滅させ、また次のマップでは同じ事を繰り返す。」というゲームではないか?と考えていることだろう。
確かにアサルト・ホライゾンでもこのお約束は受け継がれているが、新たにヘリコプターの操縦士、またはガンナー視点でのミッションが追加されている。
操縦士の操作法は最近のFPSによく見られるものであり、一方ガンナーはと言うとCoDのものと瓜二つだ。

新しい機体やFPS的なミッションを抜きにすると、ドッグファイティングモード(DFM)とエアストライクモード(ASM)の二つの新要素が挙げられる。
DFMは敵の真後ろについた状態で両方のスティックを同時に押し込むことで発動でる。
このモード中は画面右上にTPS視点の小窓が追加され、あたかもプレイヤーが操縦しているのではないように、敵機を自動で追尾する。
このモードを使わないと倒せない敵も出てくるので慣れておかなければならないだろう。
92名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:44:12.04 ID:K+30964c0
敵に情け容赦ない集中砲火を浴びせることができるが、同時に敵からの攻撃にも無防備な状態になるので注意が必要だ。
また、ASMの方はと言うと機体下部から見下ろす視点へと切り替わり、爆撃地点へ集中できるよう機体が予め決められたコースを飛び回る。

今回のエースコンバットには幾つかの新たな要素が追加され、なんとか数時間は楽しめると言う水準を保ってはいると期待するだろう。
しかし残念なことに、ナムコはこのゲームに最後の一点で余計な追加を行なってしまい、その結果負荷トレーニングへとなり果ててしまった。
任務中、幾度と無くカットシーンが挟まり、マップの様々な地点での大規模な爆発が映し出されるのだ。
-- たしかにこう言ったシーンはクールに見えるし、開発者はこれを見せたいのだということは理解できる。
ただそれによってプレイをいちいち細切れにされたのでは堪ったものではない。
93名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:44:56.21 ID:K+30964c0
カットシーンの直前にプレイヤーは強い敵を追い詰めて最後のミサイルでトドメ、と言うところかも知れないし、
地上の目標物に向けて攻撃開始、と言うところかも知れない。
そうでなければ単純にゲームをプレイしよう、と思っている時かも知れないが、とにかくどこだかでの爆発の映像で邪魔されてしまう。

アサルト・ホライゾンが映画的になろうと努力しているのはよく分かるが、それがでしゃばり過ぎているといったほうが適切だ。
DFMを何度か試すと、一部の敵が不可解に硬すぎる場面が見受けられた(十数発のミサイルを浴びて墜落しない、など)
そしてそういった敵は得てしてトドメの一撃を食らう直前で障害物に衝突し、劇的なシーンを演出する。
何度かこのようなことを経験し気づいたのは、実際は敵機の耐久力を削りきっているものの、
より劇的な撃墜シーンを演出するためにわざと生きていることにしているのではないか、と言うことだ。
94名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:46:11.00 ID:K+30964c0
当初は単なる偶然だろう、と思ったのだが、五回も「硬すぎる敵+劇的な撃墜シーン」のコンビネーションを見せられてはこの二点が線として繋がってくる。
「映画的な」シーンを楽しんでくださいね、と言いたいのだろうが、このために30秒前に撃墜したはずの敵に弾薬を無駄撃ちさせられるのは熱中感がなくなるし面倒だ。

本当に、この新作について旧作までになかった訴求点をあげるとすれば新しい飛行モードと実在の都市と言う舞台設定のみだ。
これだけでもシリーズの熱狂的ファンには十分お勧めできるだろうとは思うが、カットシーンの過剰な挿入に旧作と比べた時の没入感の劣化を感じずにはいられないだろう。
もしエースコンバットに良い「ゲーム体験」を求めるなら、むしろ旧作をプレイしたほうが良いだろう。

これで記事終わりです。ゲハに長文書きこむの久々だけどこんなに文字数制限きつかったっけ?長文連投申し訳ない。
95名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:50:22.47 ID:WbBHt+vS0
翻訳乙
それにしても実に的確なレビューだな
96名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:54:30.29 ID:YRtCtj9sP
乙乙、わかりやすかった
97名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:56:28.89 ID:UOwZEtIX0
別フィールドでやってるうちは好みの問題で片付けられるが
勝負にいくとこれだ。
塊でもころがしてたほうがいいんだろうな。
98名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:58:48.91 ID:2Pw6AQcs0
なぜか予約してたが…体験版やって(゚д゚)てなったからなー。
飛んでる感じも大分無かったし。
こりゃ、シールも剥がさずに当分押入行きでいいな。

リリース暇な時期に思い出したら開封しよう。
99名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 13:58:52.89 ID:6qI9JQI20
>>93
>>94
体験版でもそういうシーンあったな
自由にドッグファイトするように見せかけて演出地点まで誘導させられてる感じ
100名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 14:03:51.99 ID:teuS/AFY0
カットイン無駄に入るとかイベント補正でバトルとか作りが古いな
101名無しさん必死だな:2011/10/13(木) 14:07:02.48 ID:K+30964c0
翻訳終えて1UPのコメント欄見てるんだけど、一応補足になりそうなことがあったので。
このレビューの中に
>物語は「熱意は正義」「自分のことは棚に上げる」といったアニメの影響を受けた日本のゲームにありがちな要素なしには語れない。
という部分があってちょっとJRPG的な、と言うかそういうストーリーラインを日本人のサガみたいに言われてるけど、
実際はJim DeFeliceっていう有名な軍事モノの小説家が書いてるじゃねえか、ってツッコまれてます。

カットインの為にダメージ無視は個人的にはGTA4に近いかな、と言う感じ。
個人的にGTA4は好きだけど、あの部分はちょっと気になったもので…。