岩田:任天堂には、「ソーシャルゲームのソーシャルな要素が受けているから任天堂もソーシャルな要素を足そう」とか、
「iPhoneのゲームが受けているからそれにどう対抗しよう」とかという発想そのものがありません。
そうではなくて、我々は、我々が提案するプロダクト、
ハードウェアとソフトウェアの組み合わせが、
それでしかできないユニークで魅力的な価値を持っているかどうかということにフォーカスしています。
例えばソーシャルな要素ひとつをとっても、任天堂は十数年前から
『ポケモン』でそれをやってきましたし、20年以上、
Mii を研究してモノにしたという自信もあります。
そういう意味ではソーシャルな要素そのものが
任天堂にとってまったく新しいものではないのです。
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/100616qa/02.html