反落=達成感で上昇一服〔東京株式〕(15日)
2009年 6月15日(月) 15時10分
【第1部】先週末に終値で1万円の大台を回復した達成感から上昇基調が一服した。
日経平均株価は前営業日比96円15銭安の1万0039円67銭、
東証株価指数(TOPIX)は同3.72ポイント安の946.82と、ともに反落した。出来高は24億9702万株。
▽底堅く1万円割らず
週明けの東京市場はめぼしい手掛かり材料がなく、前日比マイナス圏で終日推移した。
特に日経平均への影響力が大きい半導体銘柄が軟調で指数を押し下げた。
高値警戒感から主力銘柄を中心に利益確定売りが出やすい状況だった上、
寄り付き直後から軟調に推移したことで見切り売りも多く出たもようで、
後場に入って前日比で一時100円を超えるマイナスとなった。
ただ、1万円を割り込む場面はなかった。出遅れ感のあった不動産など内需関連銘柄に買いが入ったほか、
2部市場や新興市場は堅調となるなど「指数で見る以上に底堅かった」(ネット証券)。
世界的な景気底入れ期待感を背景に投資家の押し目買い意欲が強いとみられ、
市場では「1万円を固めに入るのでは」(中堅証券)といった観測が聞かれた。(了)
株で儲けやすい時期もそろそろ終わるなぁ