新世代DVD規格、再対立 反ソニー陣営が、中国で敗者復活
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090528/196054/?P=1 HD-DVDの撤退によりソニーなどが主導するブルーレイ ディスク(BD)勝利で決着したはずの
新世代DVD規格争いに、異変が起きている。
舞台は13億の人口を抱える中国市場。中国政府機関は新世代DVDの独自規格
「CBHD(チャイナ・ブルー・ハイ・ディフィニション)」を打ち出し、その対応プレーヤーを、
中国のTCL集団と江蘇新科電子集団が4月末に相次ぎ発売した。
米映画大手ワーナー・ブラザーズもCBHD支持の姿勢を打ち出しており、年内に「ハリー・ポッター」など
100タイトル以上の人気映画ソフトを揃える。
独自規格とは言うが、使われているのは、世界でBDに負けたHD-DVDの技術。
BDをソニーとパナソニックなどが提唱していたのに対して、HD-DVDは東芝が主導していた。
CBHDは、コピー防止機能などで中国の独自技術を一部採用しているが、HD-DVD規格をほぼ踏襲している。
実は、HD-DVD陣営が打倒BDを目指して、積極的に中国企業へ技術情報を提供した経緯がある。