コナミ「メタルギアソリッド４は400万本売れる」

<日経>◇ゲームソフト６社の今期、経常増益・黒字化へ・新作がけん引

　ゲームソフト6社の2009年3月期連結業績予想が23日出そろった。6社とも経常増益または黒字化を見込む。人気が続く
任天堂の「Ｗｉｉ」「ＤＳ」向けソフトに加え、今期は各社とも新型ゲーム機「プレイステーション３（ＰＳ３）」や「Ｘｂｏｘ３６０」向けに
主力ソフトの新作を発売する予定で、業績を押し上げそうだ。

　23日に業績予想を発表したスクウェア・エニックスは売上高が前期比8％増の1600億円、経常利益は6％増の200億円を見込む。

　ゲームソフト販売本数は2割減の計画で営業利益は2％減の210億円と予想しているが、会見した松田洋祐取締役は「最低限
クリアできる目標」と述べた。ＤＳ向けに「ドラゴンクエスト９」の発売を予定、単価設定や販売動向次第で業績が変動しそうだ。
前期に発生した為替差損が減るのも経常増益要因とみる。

　今期はコナミが戦闘ゲームの新作「メタルギアソリッド４」をＰＳ３向けに、カプコンが同「バイオハザード５」をＰＳ３とＸｂｏｘ向け
に発売する。世界全体でメタルギア４は400万本強、バイオ５は230万本の販売を見込み、両社の業績のけん引役になる。

　前期はコナミ、カプコンとも人気が先行したＷｉｉ向けソフトが好調だったが、今期は欧米中心に普及しているＰＳ３とＸｂｏｘ向けの
販売拡大が見込めるとみている。

　バンダイナムコホールディングスもＰＳ３とＸｂｏｘ向けの「ソウルキャリバー４」、セガサミーホールディングスもＰＳ３向けが伸びる見通し。
コーエーは前期に大型ソフトの発売が集中した反動でソフト販売本数が減るとみている。
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日経新聞朝刊より