ゲーム規制問題 part3

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585例の統計の問題点(1/3)
ホントは嫌気がさすので見たくないが、例の統計のおかしい所を、簡潔に書いてみる。

>東京と大阪、長崎の中学生2000人余りを対象に
 まず、この時点でおかしい。都市部である東京都と大阪、そして地方都市(?)である長崎の、
比率が不明、母集団のとり方も不明、よって母集団の性質が不明瞭、回答のとり方も不明、調査方法も不明、検定不実行。

>それによりますと、1日にテレビゲームをする時間は、▽1時間以内が42%、
>▽およそ2時間が14%、▽およそ3時間が5%、▽4時間以上が4%で、
>▽まったくしないと答えた生徒は35%でした。
この「〜時間」は極めて主観的なものなのだが、この点よりも以下がかなりおかしい。
586例の統計の問題点(2/3):2005/12/19(月) 01:33:25 ID:p5LYhj6r
>この結果を基に、生徒たちの意識を探ったところ、 「将来に希望より不安を感じる」と答えた生徒はテレビゲームをする時間が
>1時間以内では10%でしたが、およそ3時間では21%、4時間以上では27%に増えました。
因果関係が不明。どちらが原因でどちらが結果がさえわからない。質問意図が不明瞭、なぜ上の統計でこういった質問になるのか。
また、主観要素も強いカテゴリデータである。

>また、小さな動物をいじめたり傷つけたりした経験のある生徒は1時間以内は4%でしたが、
>4時間以上では15%。暴力シーンに「とてもわくわくする」と答えた生徒の割合も
>ゲームをする時間が増えるに従って多くなりました。
因果関係が(ry。小さな動物の定義も不明。暴力性との関連も不明。そして、「とてもわくわくする」と主観要素が強すぎる類のカテゴリーデータ。
さらに、「一時間以内」と「四時間以上」といった離れたデータをいきなり比べるのは極めて不適当。
そして、最後の一部文が統計の数字を記者の意思が入り、数字よりも印象を巧みに誘導している。
587名無しさん必死だな:2005/12/19(月) 01:34:06 ID:RUunrZi+
>>574
物に八つ当たりする行為は、理性的な行動だと思うが

他人が迷惑する場合を省き、ストレスを発散する擬似行為は決して悪くはない。
588例の統計の問題点(3/3):2005/12/19(月) 01:34:44 ID:p5LYhj6r
>さらに、けんかをした時には、ゲームをしない生徒の大半が「話し合う」か「人に相談する」を選びましたが、
>4時間以上の場合には多くの生徒が「我慢する」か「相手をやっつける」を選んでいました。
 因果関係が(ry。数値も不明、完全に印象で示している。論外。
最初にした指摘どおり、母集団や調査方法等の詳細がわからないので、なんともいいがたい。
しかし、以下のコメントから

>調査にあたった魚住さんは「子どもの心は、人とのつながりや実体験によって育つものだが、
>ゲームによってそれが侵害されていることがうかがえる。暴力や攻撃性など、
>相次ぐ凶悪事件との関連もみられ、子どもの心の発育のためにどうすべきか、
>大人や社会が考えていく必要がある」と話しています。
 統計者の意思が作用していた可能性が極めて高いことが伺われる。
凶悪事件との関連も不明。格闘家といえど、凶悪事件を起こすものではない。
恣意的要素が強く、不明瞭な点も多く、論理の飛躍も多い。
よって、信用に足らない統計といえる。
しかし、こんな統計が蔓延ってしまっているのが怖いところだな……。