<<3/23、トルコで重大報道>>
*1.1453年、オスマン・トルコは、東方正教会の総本山・世界総主教座のあった
ハギア・ソフィア(=聖なる叡智の意味)聖堂をイスラム教のモスクに改築した。
*2.その後、ミフラーブ(メッカの方向を向いたイスラム教独特のくぼみ)、ミン
バル(正面右側の階段状の説教台)、天井の6枚の円盤、四隅のミナレット(イスラム
教独特の尖塔)が追加された。また、スルタン5名の陵墓も西側にある。
この増築について、ギュルカン氏は「平和裡の増築」であると主張しているが、これに
ついてはさまざまな見解に分かれている。破壊しなかったので資源の有効利用と見る人も
いれば、キリスト教文明に対する汚辱である、という見方も存在する。(日本にたとえて
みれば、ちょうど、”蒙古が550年前に責めてきて、京都を占領し、神社仏閣を改築して
ラマ教の寺院に変えてしまい、未だに居座っている。”という感情に近いかもしれない。
*3.1931年のケマル・アタテュルクの決定による。
○ローマとコンスタンティープルの関係は、日本人にとっては、奈良(政治的基礎を作った街)
と京都(文化的基礎=「日本人というもの」のアイデンティティを作った街)に相当すると思わ
れる。1992年のEU経済統合、2002年の単一通過EUROの導入、2003年のEU軍創設、2004年の
東方拡大((1)バルト3国、(2)旧神聖ローマ帝国でドイツ・オーストリアと深い関係が有る、
ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、スロヴェニア)、(3)地政学上の地中海の
要衝である元ヨハネ騎士団領に起源を発するマルタ、(4)同じく地政学上の東地中海の要衝で
あるキプロスの10カ国が加盟の見込み)によるEUの統合推進は、「欧州人」意識の高揚に
繋がることは疑いようのない事実である。
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この決議の提案者及び賛同者
提案者
Tudor, Romania, EDG