【ASUS】PS2,中国生産請負先が決定【テクノロジー】
スターフォックスアドベンチャーについて
━━ 『スターフォックスアドベンチャー』ですけど、これはこれでまた
シリーズのファンが戸惑うような写真が公開されてますね。
宮本 これはね、『スターフォックス』ではないと思っててください。
━━ わ、わかりやすい(笑)。
宮本 うん。従来の3Dシューティングゲームというわけではなく、
『スターフォックス』のキャラクターが出てくる新しいアドベン
チャーシリーズだと思ってもらえれば。
━━ これはどういう経緯で?
宮本 以前から、『スターフォックス』の世界を使ってアドベンチャーゲ
ームを作りたいと思ってたんです。じつは、幻の企画として、
『スターフォックス2』というのが昔あったんですよ。
━━ えっ、そうなんですか。それはニンテンドウ64版のまえに?
宮本 ええ。スーパーファミコンのFXチップ(カートリッジ内に搭載さ
れることにより、3D描写を助けるチップ)を使って作っていた。
僕の手がけた中では、数少ない幻のゲームということになりますね。
━━ 内容はどういうものですか。
宮本 シューティングとアドベンチャーの両方の要素がありました。
短いシューティングステージをつないで、全体ではアドベンチャー
ゲームであるという感じでしたね。
━━ それが今回に活かされてる?
宮本 直接ではないですけど、そういう思いはあったんです。それとは別に、
このゲームの開発を担当しているレアのほうでも動物のキャラクター
を使ったアドベンチャーゲームを作りたがっていて。それでこういう
形になりました。
━━ なるほど。画面を見ると64の『ゼルダ』っぽい印象も受けます。
宮本 あ、けっこう『ゼルダ』っぽいシステムはありますね。あと、『時のオ
カリナ』でやろうとしてたことを組み込んだりもしてますね。棒術の
アクションがあるんですが、それはデクの木を使ったアクションでや
りたかったことなんです。静止画面では伝わりにくいですけど、それ
はかなりいいですよ(笑)。
ijou